カビが産生する毒素で一番有名なのはアフラトキシンではないかと思うが、これは発がん性が高い物質として有名だ。

 

今回、小林製薬の紅麹に、腎障害を起こすカビ毒の混入が疑われているという。着色料として用いられる紅麹の中にはシトリニンという腎障害を起こすカビ毒を作るタイプがあり、小林製薬はシトリニン産生遺伝子を持たない紅麹を使用しているが、去年4月から9月に製造された機能性表示食品”紅麹コレステヘルプ”には未知のカビ毒が混入している可能性があると、今朝のNHKニュースで報じられていた。

 

もしそうならば、詳細が究明されれば日本ではアフラトキシンを上回る認知度を得たカビ毒になりそうだ。

 

いわゆる健康食品は効果があっても微々たるものであり、用法用量を守った総合ビタミン剤の内服ぐらいならば良いが、一般的にはむしろ取らない方が安全だと思っている。