米国共和党を支える岩盤支持層として、キリスト教福音主義を信奉する人たちがいます。

 

例えば聖書は、同性愛には否定的。新約聖書のローマ人への手紙1章には、神が、神を信じようとしない人たちを「恥ずべき情欲にまかせられました。女は自然の関係を自然にもとるものに変え、同じく男も、女との自然の関係を捨てて、互いに情欲を燃やし、男どうしで恥ずべきことを行い、その迷った行いの当然の報いを身に受けている」との記載があります。共和党は、こういう聖書の教えに忠実に従うキリスト教福音主義にそった政治を志しています。

 

一方で民主党はリベラルで、オバマ大統領の時にはホワイトハウスをレインボー色に染めるイベントを実施したりしています。こういう民主党の考え方を許容しがたいと考えるキリスト教徒たちは、その一点だけでも共和党を支持するわけです。それはクリスチャンである自分には理解できることと感じます。信仰は個人的なものであり、LGBTを一方的に断罪しようともすべきだとも思わないが、配慮が過剰だと感じています。

 

ただ共和党の支持者が、トランプを支持するのは良く分からない。選挙結果に文句をつけて認めようとしないのは、民主主義を壊すようなふるまいであり、共和党支持者はなぜそんなトランプを支持するのだろうか・・・。キリスト教福音主義のイメージが悪くなってしまうのが残念。