『話す力』

文春新書

阿川佐和子著

 

アガワさんの著書は、気軽にすいすい読めるから好きだ。

 

阿川佐和子さんは、作家阿川弘之の娘。

「1989年からは『筑紫哲也 NEWS23』のキャスターを務める。1992年に米国ワシントンへ渡り、帰国後は『報道特集』のキャスターとなる。1993年には週刊文春で「阿川佐和子のこの人に会いたい」の連載が始まる。硬派な報道番組に出演し続けていたため「報道キャスター」のイメージが強かったが、1998年『ビートたけしのTVタックル』の進行役でビートたけしや大竹まことを筆頭に浜田幸一、三宅久之などの強烈な共演者に臆することなく適度にツッコミを入れつつ進行に徹する姿がうけ、タレント性の才能も引き出される。」(wikiより)

 

「聞く力」も読んだが(内容はすっかり忘れた)、こちらの「話す力」の方がおもしろい。むしろ本領発揮という形。合コンさしすせそ(さすが! 知らなかった! すごい! センスいい! そうなんだ!)とか、披露するとネタになる話とか(レーガン大統領の話は面白かった!)、有名人の話法の紹介とか(三宅久之さんの「これはまた一段と!」など)。

 

すでに家を出ている長男が平日の誕生日に帰ってきたので、さっそく家族全員から長男へ1分スピーチをして(アガワさんお勧めのやり方の一つ)、最後に長男から誕生日に際して思うことを述べてもらうことに。皆が自分の思う彼の長所をまず述べ、今後に期待すること(文句)も言い、彼も皆の言葉を聞きながら気恥ずかしげかつ嬉しげな様子になり。最後に本人が前向きな抱負を述べるに至りました。