アメリカは物価のスライド以上に給与が上がったので、ニューヨークにある大戸屋のホッケ定食が日本円で3500円になろうと、一風堂のラーメンが4000円くらいになろうとも問題ないんです。日本食は贅沢とみなされてますし。
ざっと20-30年間で日米間の給与は2-3倍の開きになってます。
そして今日本の平均給与は430万円くらいといわれてます。
カリフォルニア州は年収10万ドル(1400万円)以下は生活保護の扱いです。
なんていうか日本の経済の舵取りが完全に間違えた結果なんですね。
ほとんどの国が給与を上げて、それに応じて物価も上がってという感じで総合的に国や経済を成長させてるわけです。
日本はこれを給与据え置き、物価据え置きってやってきたわけで、このツケが完全にまわってきてます。
儲けは企業が留保してどこかに消し飛ばしちゃったんでしょうね。
日本の会社って搾取がすごいなぁーって思いますよ。
留保してるからお金を借りる必要がないので、良質な借り手に銀行が恵まれないわけです。
昔はなぁなぁだったらしいですね。企業が銀行に全部返してもいいけど、おたく潰れるよって言った社長が何人もいたらしいですね。今は銀行に利息を払うくらいなら借りないっていうのが普通になってきてますからね。
リテール貸し付けで一番金額が大きいのは住宅ローンなんでしょうけど、そんな遠くない時期にマンションは空中権が基本になっていくと思いますよ。空中権だと土地や建物自体の権利がないので安くなるわけですね。海外じゃ当たり前の権利設定です。
なので、金利を高くしてリテール貸し付けで稼ぐことも難しくなるんですねー。
まぁ、そんなこともあって、銀行は窓販で小銭を稼ぐことに執心してるのですが、ある意味人を騙すような勧誘があり、いずれ社会問題になるだろうと思ってみてます。
つまるところ、日本は業界の再編が必要なわけですね。
たくさんあって競争するのは良いことなのですが、潰れると迷惑がかかるのは一般市民なんですね。
だったら良い形で再編してスリム化した方が良いわけです。
銀行や保険だけじゃなく、自動車産業や食品業界なんかも当てはまります。
なんか、こういうのを国がうまい具合にリードできたら良いのですが、無理なんですよねー。
権利の調整ばかりやってる人ができるような仕事ではないんです。
この先、給与は上がらないと思いますよー。
でも、金利はいずれ上げないと円安が進行するので上げます。でも、変動金利でローンを払ってる人は大きな影響を受けます。
でも、金利を上げないと、円安で原材料高等になり、国民は首を絞められます。
110円で1%程度にもっていけば良い話なんですけどね。
国債(=政府の借金)の利払いも増えますが、同じ国の中でお金が流れてるうちはいいじゃないですか。
国債なんて対外的な支払がなければ打ち出の小槌なんですよ。
物事の根本を見ていくと解決すべき問題は見えます。
最大の問題は権利なんですよ。
権利の構造がすべてを複雑化しているんです。
これをクリアにすると多くのことが論理的に動くようになっていきます。
主体的に動くの影響を受けている人ですよ。私は生活レベルでの影響は受けてないので情報共有までです。