こんばんは
節電が呼びかけられていますが、年々、暑くなってくる夏
熱中症が問題になります
熱中症の症状に応じた対応が大切になってきますので、今回、熱中症の重症度とその対策についてのお話しです
■熱中症の重症度
以前、熱中症の状態によって、4つの分類をご紹介しました
…熱中症の症状・治療・応急処置
…真夏の電力制限……医師として薦めたい熱中症対策
熱失神、熱痙攣、熱疲労、熱射病の4分類です
これを、治療の必要性から3つの分類に分けるように日本神経救急学会から提唱されています
I度、II度、III度の3つです
(暑い環境にいると熱中症を起こします)
■I度……現場での応急処置で回復できる軽症
症状
・めまい、失神…熱失神に相当します
・筋肉の硬直…熱痙攣に相当します
・大量の汗
■II度……医療機関への搬送や受診を必要とする中等症
症状
・頭痛、気分の不快、吐き気、嘔吐、倦怠感、虚脱感…熱疲労に相当します
■III度……入院して集中治療の必要労に相当します
入院して集中治療の必要性がある重症
症状
・意識障害、痙攣、手足の運動障害
・高体温…熱射病に相当します
この分類によって、重症化の早期発見と早期治療が可能となり、専門用語による分類でないので、一般にもわかりやすくなっています
この分類で年齢別に考えてみると、子どもはI度が多く、高齢者はIII度が多くなっています
I度からIII度までのような症状が、暑い環境で起これば、「熱中症」が疑われます
■熱中症を起こしやすい因子
熱中症は、実は、猛暑の日より梅雨明けに多く発生しています
熱中症の危険因子として挙げますと、
・気温が高い
・湿度が高い
・風が弱い
・日差しが強い
・照り返し(輻射熱)が強い(地面が暖まって発生する熱を「輻射熱」と言います)
・気温の急な上昇
・体調や、汗をかきやすいかどうかの体質
などです
これらの因子に対する対策が予防になります
■熱中症の対策■熱中症の対策
(携帯熱中指標計。温度と湿度が表示されます)
自分の置かれている環境を知ることが大切です
温度、湿度などを総合的に測定して、5段階の危険度を知らせてくれる「携帯型熱中指標計」があります
これを1つの助けにしてもいいかもしれません
…携帯型熱中指標計「見守りっち」付き熱中症対策ガイド(マイナビ社) 定価:2090円
・気温が高い…日陰に移動したり、冷房のある屋内に移動したりしましょう
・湿度が高い…屋内なら除湿機を使ってみましょう
・風が弱い…扇風機、団扇、扇子などで風を起こして、体温の上昇を防ぎましょう
・日差しが強い…日陰に移動したり、直射日光を避けましょう
・照り返し(輻射熱)が強い…コンクリートやアスファルトの上は避けましょう
・気温の急な上昇…天気予報に注意して、暑くなる時には水分補給などで脱水予防をしておきましょう
・体調や、汗をかきやすいかどうかの体質…規則正しい生活、バランスのとれた食事が大事
暑さも徐々に体を慣らしてきましょう
熱中症は予防できる病気です
■熱中症I度の応急処置
II度、III度は医療機関での処置になりますので、今回は、I度の対処方法を紹介します
熱中症を疑う上記の症状があれば、まずは、意識の状態を見ましょう
意識が無い場合は救急隊に連絡した方がいいでしょう
意識がある場合は、まずは、涼しい所に移動させましょう
次に、できれば衣服を脱がせて、熱を逃がします
皮膚に水をかけたり、団扇や扇子であおいだり、氷で冷やしたり、とにかく、体温を下げましょう
水分補給が可能なら、水分と高血圧でなければ、塩分を含む水分を十分に取るようにします
これで改善がないと、I度ではないので、救急隊に連絡しましょう
節電も大事ですが 熱中症にも気をつけて この夏を乗り越えて行きたいものです
それでは…
今日も ブログをご覧下さりありがとうございました

節電が呼びかけられていますが、年々、暑くなってくる夏

熱中症が問題になります
熱中症の症状に応じた対応が大切になってきますので、今回、熱中症の重症度とその対策についてのお話しです
■熱中症の重症度
以前、熱中症の状態によって、4つの分類をご紹介しました
…熱中症の症状・治療・応急処置
…真夏の電力制限……医師として薦めたい熱中症対策
熱失神、熱痙攣、熱疲労、熱射病の4分類です
これを、治療の必要性から3つの分類に分けるように日本神経救急学会から提唱されています
I度、II度、III度の3つです

■I度……現場での応急処置で回復できる軽症
症状
・めまい、失神…熱失神に相当します
・筋肉の硬直…熱痙攣に相当します
・大量の汗
■II度……医療機関への搬送や受診を必要とする中等症
症状
・頭痛、気分の不快、吐き気、嘔吐、倦怠感、虚脱感…熱疲労に相当します
■III度……入院して集中治療の必要労に相当します
入院して集中治療の必要性がある重症
症状
・意識障害、痙攣、手足の運動障害
・高体温…熱射病に相当します
この分類によって、重症化の早期発見と早期治療が可能となり、専門用語による分類でないので、一般にもわかりやすくなっています
この分類で年齢別に考えてみると、子どもはI度が多く、高齢者はIII度が多くなっています
I度からIII度までのような症状が、暑い環境で起これば、「熱中症」が疑われます
■熱中症を起こしやすい因子
熱中症は、実は、猛暑の日より梅雨明けに多く発生しています
熱中症の危険因子として挙げますと、
・気温が高い
・湿度が高い
・風が弱い
・日差しが強い
・照り返し(輻射熱)が強い(地面が暖まって発生する熱を「輻射熱」と言います)
・気温の急な上昇
・体調や、汗をかきやすいかどうかの体質
などです
これらの因子に対する対策が予防になります
■熱中症の対策■熱中症の対策

自分の置かれている環境を知ることが大切です
温度、湿度などを総合的に測定して、5段階の危険度を知らせてくれる「携帯型熱中指標計」があります
これを1つの助けにしてもいいかもしれません
…携帯型熱中指標計「見守りっち」付き熱中症対策ガイド(マイナビ社) 定価:2090円
・気温が高い…日陰に移動したり、冷房のある屋内に移動したりしましょう
・湿度が高い…屋内なら除湿機を使ってみましょう
・風が弱い…扇風機、団扇、扇子などで風を起こして、体温の上昇を防ぎましょう
・日差しが強い…日陰に移動したり、直射日光を避けましょう
・照り返し(輻射熱)が強い…コンクリートやアスファルトの上は避けましょう
・気温の急な上昇…天気予報に注意して、暑くなる時には水分補給などで脱水予防をしておきましょう
・体調や、汗をかきやすいかどうかの体質…規則正しい生活、バランスのとれた食事が大事
暑さも徐々に体を慣らしてきましょう
熱中症は予防できる病気です
■熱中症I度の応急処置
II度、III度は医療機関での処置になりますので、今回は、I度の対処方法を紹介します
熱中症を疑う上記の症状があれば、まずは、意識の状態を見ましょう
意識が無い場合は救急隊に連絡した方がいいでしょう
意識がある場合は、まずは、涼しい所に移動させましょう
次に、できれば衣服を脱がせて、熱を逃がします
皮膚に水をかけたり、団扇や扇子であおいだり、氷で冷やしたり、とにかく、体温を下げましょう
水分補給が可能なら、水分と高血圧でなければ、塩分を含む水分を十分に取るようにします
これで改善がないと、I度ではないので、救急隊に連絡しましょう

節電も大事ですが 熱中症にも気をつけて この夏を乗り越えて行きたいものです

それでは…


