ヤー・ツカレマシタ!! | 頭痛 あれこれ

頭痛 あれこれ

 「慢性頭痛」は私達の日常生活を送る際の問題点に対する”危険信号”です。
 このなかで「片頭痛」は、どのようにして引き起こされるのでしょうか。
 慢性頭痛改善は、「姿勢」と「食生活」の改善がすべてであり、「健康と美容」のための第一歩です。

 先日来、片頭痛についての食事に関する記事を一堂に集める作業が昨日で終了しました。

 なお、2,3漏れている記事は残っているかも知れませんが・・・
 作成にあたり、総集編のように全てリンクを貼るだけであれば簡単でしたが・・
 記事を”一堂に”集めるということは、逐一、すべて眼を通してもらうことでした。
 このため、一つずつ記事を書き改めて掲載しなおす必要がありました。アメブロに掲載する際には、ロボットくんに邪魔されながら、この妨害をかいくぐって掲載して行かなければならず、こちらの方も大変でした。まさに疲労困憊の極地でした。合わせてトータル72編にも及んでいました。ただ、2,3の記事は、内容が十分でなかったことから時期を違えて書き直した記事もあり、同じ内容とも誤解されているかもしれません。
 これらの記事のなかで、「専門家による食事指導」の記事がありますか、これは「片頭痛のセルフケア」という内容で、これまで2名の専門家が考えていた内容で、それもMBT療法を念頭に置いた考え方でした。しかし、こうした内容は、学会が作成される「慢性頭痛診療のガイドライン」には一切記載されることはなく、わずかマグネシウム・ビタミンB2の補充を一言、掲載されているにすぎません。そして、現在では、このような「セルフケア」という考えそのものも言及されることはありません。
 それは、トリプタン製剤が片頭痛の”特効薬”とされるため、このような「セルフケア」自体必要でないとされているからです。
 このように、指導者の”鶴の一言”で、黙らせる”恐怖政治”を思わせるやり方が罷り通っているのが、頭痛医療の世界なのです。まさに、カルト教団そのものの世界です。
 そして、学会が認定する”頭痛専門医”は、世間一般の素人の誰もが眼にする、このようなブログに、学会が容認しないことを記載すべきでないとされています。
 現実に、以前、私自身が”メメザワ通信”で、忠告され、学会に所属し、頭痛のことを語りたいのであればきちんと勉強し専門医の資格をとってから公開すべきとされました。
 これが10年以上も前のことでした。いくら勉強しても地域的に、専門医の資格をとる受験が不可能なところもあります。私のように、出身教室のない医師には、こうした受験資格そのものが付与されず、このため、一切、口を閉じることが必要とされています。
 このような馬鹿なことがあってはならないとの考え方で、以前ブログ「頭医者のつぶやき」を立ち上げ、学会専門医の論理的な矛盾を指摘してきました。
 このような姿勢そのものを、 Seed さんから批判されてきました。


 学会専門医がこうした考え方があることを念頭に私のブログをご覧にならなければ、その真意は伝わらないことになりますので・・
 最初にも指摘しましたが、現在では頭痛医療の世界には「食事療法」の領域はまったく存在しません。現実に、日本の最先端の頭痛医療を行っているとされる「埼玉精神神経センター」では、栄養部門が存在しないことでも、そのことは明確に示されています。
 このことを念頭において、今回の「片頭痛の食事療法・総集編」をご覧下さい。


 読者のなかには、この70数編の記事のなかから、自分の興味ある記事しかご覧になられない方々もきっといらっしゃいます。
 これでは、私が今回何のために苦労して、食事に関するすべての記事を一堂に集めた目的が無駄になってしまいます。仮に、片頭痛でお悩みの方であれば、中途半端な知識となってしまい、治療そのものが完璧に遂行できないことになり、治らないことになります。
 こうした方々が、私のブログの読者には極めて多いことを反省し、今回のことを企画しました。


 このような理由から、今回の「片頭痛の食事療法・総集編」を逐一、順番に漏れなくご覧下さい。そのために、昨日は最後の力を振り絞って一覧表にしました。


      「片頭痛の食事療法」・・総集編
        
https://ameblo.jp/yoyamono/entry-12637952016.html


 この2行をあなたのパソコンにコピイされ、ご覧頂ければと思って作成しました。
 後は、ネットに接続され、それぞれの記事を閲覧して頂ければと思っています。
 さらに、長時間デイスプレイを見つめることができない方は、そのまま印刷して、順次閲覧して頂ければと思っております。
 いずれにしても、すべて漏れなくご覧頂けなければ、私の今回の目的を達成させることはできません。その点を十分にご理解下さいますように御願い致します。
 特に、慢性頭痛、さらに片頭痛でお悩みの方々に御願い致します。なぜ、これまで自分の頭痛が、片頭痛の特効薬とされるトリプタン製剤を服用しながら、治らなかったのかが理解されるはずです。
 また、なかにはプロテインとメガビタンを長期間厳守される方々にも参考になると思われます。


 これをすべてご覧頂ければ、私達が毎日3度3度食べている食品すべてが、片頭痛と関係があるということが自然に理解されるはずです。
  基本となる栄養素としての糖質、蛋白質、脂質、ビタミンに関しては、ビタミンA、B群、C、E等々、ミネラルに関しては、マグネシウム、カルシウムの摂取バランスも大切になります。亜鉛、鉄、その他の微量ミネラルにも関与しています。
 具体的には、主食である、お米またはパン食。副食として、何を選ぶべきか等々・・・。
  忙しい現代人は、便利さや手軽さを優先し、ファストフード、インスタント食品、冷凍食品、レトルト食品、缶詰、瓶詰といった加工品など、食品添加物がたっぷり含まれた食材を多用しています。
 このような食品すべてが、片頭痛の発症と関わっており、関係のないものを探すのが大変なくらいな状況にあります。
 さらに、食事の摂り方として、咀嚼の問題・食べる速度(ドカ喰い・早食い)の問題まで関与しています。


 こういったことから、以前にも取り上げた、「睡眠」「規則正しい生活」があり、今回の「食事」です。ということは、私達が生活していくなかに片頭痛の原因が存在しているということです。また、私達の生活環境では、環境汚染の問題、とくに電磁波の問題がクローズアップされています。
 このように、片頭痛の原因は複雑多岐に渡っており、これが本命とされるものは何もないということになります。

 結局のところ、私達が生きていく上で遭遇するものすべてが片頭痛の発症に関わっており、特に、今回の食事の影響が最も多く関与しているということを申し上げたかったのです。生き様すべてが関係しており、まさしく”生活習慣”そのものから生み出される”症状”であるということです。


 そうなれば、片頭痛とは一体何ぞや、ということに思いを馳せる必要があります。果たして”病気”なのでしょうか??


 専門家は、食事のことは念頭にないことから当然のこととして、片頭痛は原因不明とされ、酷い頭痛発作がトリプタン製剤で緩和されることから、片頭痛の発生機序そのものもトリプタン製剤の作用機序の面から研究されてきました。その結果・・・


 その結果、肝心要の”中枢神経系でセロトニンが減少する”理由についてはまだ謎とされます。
 片頭痛の患者さんは,そうでない方と違って特別に興奮しやすい状態があるのではないかとされ、このような「脳過敏」を起こす原因もこれまた、不明とされます。
 そして、前兆に関連して、「大脳皮質拡延性抑制」が提唱されていますが、この「大脳皮質拡延性抑制」を起こす原因が分かっていないとされます。
 その前兆のかなり前に予兆と呼ばれる症状があります。あくびが出るとか,異常にお腹がすくとか,イライラするとか,眠くなるなどの症状があってから前兆が起こり,さらに激しい発作が起こること,発作が鎮まった後も気分の変調があったり,尿量が増加したりするなど全身の症状を伴うことが分かりました。そうなると,片頭痛は脳の血管,あるいは脳だけの局所的な疾患ではないのではないかという疑問が持たれています。
 このような観点から病態を説明する最大の問題点は、片頭痛が慢性化する理由が、一切、見当がつかないとされていることです。


 これに対して今回の「片頭痛の食事療法」では、下村登規夫先生のMBT療法、後藤日出夫先生の「3つの約束」を念頭に置いて、ミトコンドリアとの関与を中心として検証したものでした。
 どちらが正しいかは私が申し上げるまでもないことです。


製薬会社や医者の最も重要な仕事は、病気の原因をわからなくさせることです。


 昔、森鴎外という医者が、「脚気の原因は脚気菌」という間違った稚拙な情報を、死ぬまで主張し続けました。このことは「アリナミンは効くの?」で詳しく述べたことです。
 脚気の原因がビタミンB1不足であることが知られてからも、脚気菌説を曲げませんでした。


 ガンは原因不明の難病ということになっています。
 原因不明の病気なのに、治療法は三大療法にほぼ限定されています。
 原因不明な病気であれば、治療法などわからないはずです。
 しかし特別に儲かる治療法が周到に用意され、治せなくてもお咎めなしです。
 原因不明な難病で、治療法もわからないはずなのに、ガン産業は莫大な金を儲け続けて、結果的に大勢の犠牲者を出し続けています。
 ガンの正体さえ隠蔽してしまえば、何でもやりたい放題です。


 現代の難病の代表とされているガンを、片頭痛に置き換えて考えてみましょう。
  片頭痛は原因不明の不思議で・神秘的な遺伝的疾患とされていますように、全く原因は”不明”とされています。
 原因不明の病気なのに、現在の片頭痛治療方針では、発作急性期には各種のトリプタン製剤を使い分け、発作間歇期には各種の予防薬を”適切に”選択すべきとされ、これで片頭痛の治療体系は確立されたとされています。
 このように「薬物療法」がすべてであり、片頭痛という辛い痛みだけを軽減・緩和させることに主眼が置かれ、このようにしておれば、いずれ3割前後の方々は治癒していくとされています。
 原因不明な病気であれば、治療法などわからないはずです。

 ところが、片頭痛治療の世界にトリプタン製剤が導入されたことによって、これが開発されるまでは、片頭痛発作期間の3日間は日常生活に支障を来し、酷い場合には寝込む程の状態になっていたのが、導入後は、この激しい頭痛が劇的に緩和されるようになりました。
 このように「激しい頭痛が劇的に緩和」されたことと、予防薬で発作回数を減少させることが可能となってきました。


 これが片頭痛治療の基本になっています。これだけの効果しかないものです。
 しかし、片頭痛は本来、原因はまったく不明とされていることから、このような効果のない治療法でもお咎めなしとされています。


 このように片頭痛では、製薬メーカーだけが特別に儲かる治療法(トリプタン製剤と予防薬)が周到に用意されていることから、治せなくてもお咎めなしです。
 すなわち、現実の患者さんはどうでもよく、製薬メーカーが儲かりさえすれば、何ら問題にされない世界です。

(片頭痛全体の3割の方々は慢性化し、極めて対処困難な状況に至ってきますが、この点は、覆い隠されたままになっています。)
 片頭痛は原因不明な難病で、治療法もわからないはずなのに、「頭痛外来」は莫大な金を儲け続けて、結果的に大勢の犠牲者を出し続けています。
 専門家は、トリプタン製剤が片頭痛の特効薬であり、片頭痛発作の都度、毎回トリプタン製剤を服用さえしておれば、片頭痛は治ってしまうし、パニック障害・うつ状態・冷え性が改善され、将来的には脳梗塞・脳過敏症候群が予防できると啓蒙活動を行ってきたことから、結果的にトリプタン製剤による薬剤乱用頭痛が多発してきました。
 片頭痛の正体さえ隠蔽してしまえば、何でもやりたい放題です。


 そして、片頭痛は不治の頭痛であり原因不明とされることから、高価なトリプタン製剤を”一生に”渡って服用させることになります。
 このようにして、市販の鎮痛薬・トリプタン製薬の製薬メーカーともども利益が挙がるという構図になっています。
 このことは、現在の「頭痛外来」の盛況ぶりをみれば誰でも理解されることです。
 このようにして、片頭痛の正体さえ隠蔽してしまうことにより、何でもやりたい放題で、今後も継続していくものと思われます。


 片頭痛がミトコンドリアの機能の低下が原因とわかってしまえば、不思議で・神秘的で・神聖な頭痛と崇められた頭痛が、まさに”陳腐な”病気になり下がってしまうことになります。要は、脚気とまったく同じことなのです。


ミトコンドリア機能不全による乳酸アシドーシス


 ガンも脚気も片頭痛も、ミトコンドリア機能不全による乳酸アシドーシスです。
 ミトコンドリアが活動できない状態になって、乳酸が溜まり、酸化・糖化・炎症によって劣化する病気です。
  解糖系は、細胞を酸化させるのが仕事です。
  解糖系は、誕生から死ぬまで、とにかく細胞を酸化させ続けるのです。
  解糖系の仕事は、正常細胞でもガン細胞でも、ひたすら細胞を酸化させています。
  解糖系は、ブドウ糖をピルビン酸や乳酸に変える仕事を、ずっと続けています。
  ではガン細胞と正常細胞の大きな違いとは何でしょうか?
  正常細胞は、解糖系が作ってくれたピルビン酸や乳酸を、ミトコンドリアが代謝して大きなエネルギーに変えています。
  正常細胞は、ミトコンドリアのお陰で、酸化も避けられ、ATPも豊富です。
  それに対してガン細胞は、解糖系がピルビン酸や乳酸を作るまでは同じですが、ミトコンドリアが活動できないので、乳酸などがどんどん溜まっていきます。
  乳酸処理係のミトコンドリアが活動不能なガン細胞は、乳酸まみれになり、結果的に大量の乳酸を細胞外に吐き出しているのです。


  乳酸製造係の解糖系と、乳酸処理係のミトコンドリアが両方働いてこそ、細胞は正常な状態を保てます。
  乳酸製造係の解糖系だけでは、必然的に乳酸が溜まってしまうのです。
  解糖系が細胞を酸化させ、ミトコンドリアがそれを還元してATPを得る。
  これが正常な状態です。


  解糖系がひたすらに細胞を酸化させ、ミトコンドリアがその処理ができないのがガン細胞です。
  酸化とは電子を失うことです。
  ですから、真のガン治療は、すべて電子を与える方法になるのです。
  どれだけスムーズにガン細胞に電子を与えるかが、治療法の優劣を決めるのです。
  この事実が日本中に広まることはありません。
  「病気産業」は、どんな手段を講じてもガンの正体を隠蔽し、ガンの陳腐化を避けます。
  ガン・慢性病・生活習慣病・片頭痛は、結局はミトコンドリア機能不全による乳酸アシドーシスであり、ガンの正体がわかれば、芋づる式に様々な病気の原因もわかってしまうからです。


 片頭痛もミトコンドリアの働きが悪くなって起きる頭痛ですので、「乳酸アシドーシス」の状態にあります。
 このため、片頭痛を治すには、高体温、高酸素、低血糖の状態にして、ミトコンドリア系にシフトしていく必要があります。
 したがって、片頭痛改善のためには、ミトコンドリアの機能を本来の姿に戻せばいいだけです。


 現在では、ミトコンドリアを治すものが”病気を制する!”とされています。
 この事実は、医学界では何十年もタブーとされてきました。
 オットー・ウォーバーグが”ワールブルグ効果”を発表した時には、この事実がわかったのですが、製薬会社や医者の利益を守る為に封印されてきました。
 医学界が、この封印を解いて、この事実を公表する可能性は極めて低いものと思われます。
 これからも色々な病名をデッチ上げて、病気の根本原因をわかりにくくさせるものと思われます。


 医者が「病気の原因を明かしてはならない」という掟に縛られた存在であるとすれば、片頭痛の専門家が、トリプタン製薬メーカーおよびトリプタン御用学者の作成する「国際頭痛分類 第3版β版」を頭痛診療および頭痛研究の絶対的な基準(教義・教典)としていることから、片頭痛と緊張型頭痛は本来脳のなかに異常のない頭痛とされていたものが、最近の専門家の考えでは、片頭痛は緊張型頭痛とはまったく別の範疇の頭痛すなわち、中枢性疾患、「頭痛そのものが脳の病気」と考えるように至っていることが納得されるはずです。

 これを専門家達は頭痛研究の進歩と自画自賛されています。


 このようにして、益々、片頭痛の原因は明かされないようになっています。

 

 本来、緊張型頭痛も片頭痛も一連の連続したものでありながら、このように片頭痛と緊張型頭痛を別の範疇の頭痛と考えたことから、片頭痛の原因が分からなくなってしまっています。

 こうして、専門家は片頭痛の原因を明らかにしてはならないという掟を忠実に厳守していることになります。

 そして、学会の場では、片頭痛の本質論を論ずるような研究発表が行われることがない最大の理由になっています。

 

「製薬業界は一般大衆を欺いている」


 さらに、DR.RATH がHEALTH FOUNDATION の「製薬業界は一般大衆を欺いている」で、以下のように指摘されていることを思い起こす必要があります。


 ”製薬業界は私達の社会をコントロールし続けます。製薬業界の求めるところは医学研究をコントロールし、医療従事者をこの製薬業界に依存させることです。この権力を確実に手放さずに済むよう、製薬企業は立法機関およびメディアをうまく操っています。
 全メディアを通じた大規模な宣伝キャンペーンでは、医薬品のPRおよび宣伝部門によって、製薬業界の真実を隠そうと煙幕が張られています。
 製薬企業は、ルイ・パストゥール、ロバート・コッホ等の医学上のパイオニアと重ね合わせて自社のイメージを描こうとしています。彼らは人道主義に基いて疾病の根絶を目指していると主張しています。
 しかしながら、真実はまったくその逆です。つまり、製薬業界は、製薬市場拡大の基盤として疾病を存続させ続けることが目的なのです。コーデックス・カルテルは、意図的な疾病の根絶妨害をその目的としています。
 したがって、製薬業界は人類救済の伝統に基づいてではなく、自らの利益を維持するために無数の人間を犠牲にする組織的犯罪者のグループであるIGファルベン社の伝統に基づいて運営されているのです。”

 

 このような時代的な背景をもとに、トリプタン製薬メーカーはその御用学者をコントロールし、国際頭痛学会を味方につけることに至りました。
 すなわち、国際頭痛学会は「国際頭痛分類」を作成し、全世界にこれを普及させることによって、片頭痛にはトリプタン製剤で対処させる基盤を作ったということです。
 このような考え方に基づいて、トリプタン製剤が片頭痛治療の世界に導入され、寝込む程の辛い頭痛が緩和されたことから、片頭痛は「病気」と考えられるようになりました。
(本来なら、片頭痛は”症状・症候群”に過ぎなかったものです)
 トリプタン製剤は、片頭痛を持つ”多くの”(すべてではありません)患者さんに対して、非常に効果があります。すなわち、片頭痛の発作期間の3日間の寝込む程の辛い頭痛が劇的に緩和させることができるようになりました。
 このため、国際頭痛学会は、「国際頭痛分類」を作成して、慢性頭痛、とくに片頭痛の診断基準を作成し、片頭痛を厳格に定義することにより、医師に片頭痛を見逃さないようにして、片頭痛を正確に診断させ、トリプタン製剤を処方させるようにしました。
 このようにして、片頭痛は「病気」として確固たる地位を占めることになりました。
 これが、日本の頭痛研究者が金科玉条のものとする国際頭痛学会が作成した「国際頭痛分類」です。
 現実に、「国際頭痛分類 第3版β版」は全世界の頭痛を担当する医療関係者の”共通の言語”とされ、日本でも、この「国際頭痛分類 第3版β版」は頭痛診療および頭痛研究の絶対的な基準「”教義・教典”」とされるまでになっています。
  本来、片頭痛は”病気”ではなく、単なる”症状・症候群”に過ぎなかったものです。
  しかし、そもそも片頭痛を治す気がまったくなく、『今、この瞬間、すぐに痛みをとってほしい』その欲求を満たして欲しい人達とそれを満たせばお金が物凄く儲かる人達、それが組み合わさってしまった結果が”金儲け主義”の片頭痛医療となってしまったのです。
 寝込んで、仕事を休むことなく、労働力が確保できるようになり、経済的損失は少なくなり、さらに片頭痛を根本的に治さないために、お金が物凄く儲かる人達にとっては申し分のないことになっています。


 このように、片頭痛が「病気」とされようとも、西洋医学は「病気」を治しません。


 一般的には、西洋医学では、薬物療法で治療可能なものが、所謂「病気」として扱われており、そのほとんどは対症療法に過ぎないものだからです。
  西洋医学では、食事療法を中心とする自然療法(ナチュロパシー)は認められていません。

  このように、西洋医学の薬の多くは対症療法であり、病気を根本的に治しません。
 また対症療法は、自然治癒力を奪うことにも繋がります。


 以上のように、西洋医学の考え方そのものに問題があることを忘れてはなりません。
  西洋カブレをモットーとするのが日本の医学界の特徴でもあり、このことは頭痛領域も例外ではないということです。

 

 いずれにしても今回の「片頭痛の食事療法」は、栄養学に素人である私が論じること自体に問題もあり、管理栄養士さんでも、これらをまとめて一般化すべきではないでしょうか?

 そうすれば、製薬メーカーの太鼓持ちをされる専門家が金科玉条のものとされる「国際頭痛分類 第3版β版」よりは、ずっと片頭痛にお悩みの方々にとっては極めて重要な治療指針となるのではないでしょうか? このような役割は「おかちゃん」のような慢性頭痛友の会の経験者が音頭をとって率先して、このような指針を作成すべきではないでしょうか?

 患者救済には、これしか方法は残されていないと心得るべきです。