頭痛と腰痛は関係があるの??? | 頭痛 あれこれ

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 「慢性頭痛」は私達の日常生活を送る際の問題点に対する”危険信号”です。
 このなかで「片頭痛」は、どのようにして引き起こされるのでしょうか。
 慢性頭痛改善は、「姿勢」と「食生活」の改善がすべてであり、「健康と美容」のための第一歩です。

頭痛と腰痛は関係があります。
 

まず、イントロダクシヨンの意味で、あるブログから・・
 

 会社勤めの時は、会社にいる時は、ずっとパソコンとにらめっこの日々だったけど、 それがなくなったので、頭痛の回数も減っていると思われます。
  パソコンは絶対良くないっすよん!
  ホントに目を休めることが必要っす!
  で、で、で 頭痛では、相変わらず病院通いは続いていますが、今度新たに、新しい病院通いが増えました。それは、腰痛っす!
 もーーーーーー悲しーーーーーー。
  たぶん、腰痛とは、20年ぐらいの長い付き合いになると思うけど、 今までは、悪くなっても、2、3日で良くなったり、 痛くても我慢できたりの日々だったので、何の治療もせずほったらかしの状態でした。
  それで、11月に腰に激痛が。。。いやーーーーーーーーんんんんん。 
  激痛で座ってから立てなくなり、また座る時も激痛で座れなくなり、 歩くのも激痛で歩けなくなるという。。。どーしたもんだい!
  さすがに長年、腰を傷め続けて、腰さんも堪忍袋の緒が切れたのでしょう。
  あー腰さんごめんない! 許してーーー。
  で、やはりMRIを病院で撮ったら異状あり!
  手術はぎりぎりしなくていいそうで、不幸中の幸いとのこと。
  で、で、で、今、病院のリハビリセンターでリハビリしています。
  まだまだ、痛みはなくならないし、生活の上でも不自由はあるけど、 まー座ったり、立ったりは、激痛はあるけど出来るようになったし、長距離は無理だけど、歩けるし。。。
  何とか、痛みがもっともっと和らいで、楽になれればいいんだけど。。。
  もーーーリハビリ頑張るしかないっす。もーー慢性病の治療がまた一つ増えてしまった。
  健康診断では異常はない体なのにね! ブヒ! 確実に体は初老化しているのね。。。 実感!最近、指の調子も悪くなってきた!
  病院の先生曰く、職業病らしい。 トホホ! 勘弁してくれーーー
  さー体あっての人生。皆さん、体を労わりましょうね♪
  今年は、これ以上、病院通いはしないぞー!
 

 この方は、頭痛に悩まされ続けて10数年。頭痛外来に通院されておられるようです。 発作時にはゾーミッグを2~3錠を服用しないと、頭痛は軽快しないようです。
 この方は、現在の頭痛外来での「典型的」な扱いをされておられるようです。
 現在の頭痛専門医は、「体の歪み(ストレートネック)」は全く眼中にはありません。
 このため、もっぱら「トリプタン製剤」だけで対処されます。
 

首と腰はつながって動いている


 脊椎と骨盤とは非常に深い関係で結ばれています。仙腸関節を触りながら頭を動かすと、仙腸関節も動いているのがわかります。つまり、脊椎と骨盤にある仙腸関節とが連携を組んで、お互いに連動しながら、頭や体の重みを支えているのです。
 このコンビは運命共同体のようなものです。すなわち、仙腸関節に異常があれば頸椎や腰椎にも異常が出ますし、頸椎や腰椎に異常があれば、仙腸関節にも異常が生じます。ですから、首や肩の不調の原因に仙腸関節が関係している場合は大変多いのです。また、仙腸関節の異常から、頭痛と腰痛の両方に悩まされているという方も多くおられます。
 仙腸関節の機能異常を解消する決めては、やはり「仙腸関節ストレッチ」です。
 仙腸関節への仙腸関節ストレッチは、仙骨の位置を調整することによって行います。

 
 この仙骨は、脊椎を一番下で支えている土台のようなものですから、仙腸関節を開いて、これを的確に動かすことにより、腰椎や頸椎の微妙なバランスの歪みを正すことができるのです。
 言ってみれば、仙腸関節を動かすことによって、腰椎や頸椎を動かしているということです。仙腸関節に仙腸関節ストレッチを行うと、ストレートネックの人も元のカーブのある状態に戻りやすくなりますし、頸椎症や頸椎椎間板ヘルニアなど、椎間板の症状も解消させることができます。
 なお、仙腸関節に対するケアは自分でもできます。
 とにかく、この仙腸関節は、首から遠く離れていても、首に与える影響はとてつもなく大きいのです。例えば、腰痛の治療目的で、仙腸関節ストレッチを行いますと、肩こりまで解消する場合が多く経験されます。首と腰とはいつもつながって動いています。
  どちらかのバランスの崩れは、必ずもう一方のバランスの崩れへとつながります。
 

脊柱のS状湾曲の形成過程
 

 生後、脊柱はC状のカーブを示しているだけです。それから3、4ヶ月に入り、寝返りや首をもたげる動作を始めると、頚部は前方凸のカーブを示してきます。お座りができるころには、腰部にわずかながら前方凸のカーブができ始めます。生後1年後くらいして、立ち上る練習を繰り返しているうちに、腰の前方凸カーブが完成され、S字状の脊柱カーブ、つまり人間特有の背骨(大黒柱)ができあがります。しかし、まだ完成された形ではありません。
 立ったり、歩いたり、人間としての動きが繰り返されているうちに、股関節や膝の関節も真っ直ぐになり、筋肉も立位を維持し、活動していけるように強化され、一人前の人間の姿が完成されるのです。つまり、上体を垂直にして立つ人間は、頚部と胸部と腰部に、交互に凹凸のカーブをつくり、力学的な負荷を軽減する構造になっているのです。
 こうして、二本足で立つ人間の腰には、前方凸のカーブができるべくして出来あがったわけですが、ゴリラや類人猿、あの北京原人でさえ腰のカーブをつくり、脊椎起立筋群は歩くことによって強化されていきます。現代のように歩くことが少なくなると、こうした筋群は弱体化し、あるいは退化してしまいます。文明の発展とは逆に、今度は腰や体の弱体化が進んでいくのです。腰痛はこうした必然性のもとにどんどん増え続けるに違いありません。
(ここには、活性酸素によるミトコンドリアの影響があります)
 また、脊柱にかかってくる負荷や背骨の故障は、脊柱が末梢神経を脊髄から分枝しているため、すぐに神経のトラブルにもなるのです。人間は立っていること自体、すでに骨格や筋肉に生理的な緊張を強いています。それに加えて社会環境や労働環境のストレス、老化という身体の退行性があります。
  文明の発展とは逆に、今度は腰や体の弱体化が進もうとしています。
 

 また、活性酸素を発生させる生活環境によって、ここ50年間の間のうちにミトコンドリア自体の働きが人間界において、悪化していることから、セロトニン神経系の機能低下と相まって、体の歪み(ストレートネック)を引き起こしやすい状況にあります。
 すなわち、脊椎起立筋群に対して、ミトコンドリアの働きの悪さは、”筋肉そのもの”への関与、さらにセロトニン神経系は、”神経系の要因”として、関与しています。
  こういったことから、現代では、「体の歪み(ストレートネック)」が日常茶飯事にみられるようになってきました。
 

医療費は高騰するばかりです
 

 背骨は、ひとつに繋がっているものです。ストレートネックがあれば腰椎にも湾曲異常を引き起こします。ストレートネックを呈する方は、当然、肩こり・頭痛・腰痛を共通して訴えているのが普通です。「頭痛外来」では”頭痛”にしか目を向けず、トリプタン製剤だけを処方されます。そして整形外科ではMRIをご丁寧に撮影され、手術は必要ないが、”異常”ありといって、リハビリに通院させます。
  これでは、医療費は高騰するばかりです。なぜ、一連のものとして対処しないのでしょうか? ストレートネックを治してしまえば、片頭痛は治ってしまうし、腰痛も酷くならずに、そのまま軽快してしまうはずです。
 このような現実を直視すれば、「頭痛もしくは腰痛」の訴えがあれば、X線テレビ透視下で、脊柱全体の走行を確認すれば、走行の歪みが確認され、頸椎にストレートネックが確認され、さらに腰椎には何ら問題はみられないはずです。この段階から、ストレートネックを是正させるためのエクササイズと仙腸関節のストレッチを行えば、頭痛も腰痛もなくなってしまうはずです。にもかかわらず、頭痛外来では、このようなX線テレビ透視下で、脊柱全体の走行を確認も行うこともなく、ましてや頸椎X線検査もおこなうことはありません。整形外科では、いきなりMRIを撮影されます。
 このように、単純にX線テレビ透視下で、脊柱全体の走行を確認だけで、すべて明らかになるはずです。各科が別々に診ていることが最大の問題です。
 

 日本の医療はどうなっているのでしょうか?

 

 ましてや、「頭痛専門医」はいつまで、このようなことをして、専門医としてのメンツが保たれるのでしょうか??
 まさに、”トリプタン製薬メーカー”の販売促進をしているようなものでしかないようです。
 

 こうした現状を直視しなくてはなりません。ということは、頭痛を自覚した段階で、日頃から腰痛が同時にないかどうかを反省する必要があるということです。
 もし、両方あれば、まず「体の歪み(ストレートネック)」が存在すると自覚することが大切になってきます。

 
 そうでもしませんと、頭痛外来ではトリプタン製剤だけでお茶を濁され、整形外科では高価なMRI検査をさせられ、リハビリと称して延々と通院を強いられる羽目になってしまいます。
 

 これでは、医療費は高騰するばかりです。自衛策を講ずるしかないようです。
 
 このような「体の歪み(ストレートネック)」による腰痛は、緊張型頭痛でも片頭痛でも共通してみられる「症状」であることを忘れてはなりません。