「慢性頭痛の基礎」5.腸内環境 | 頭痛 あれこれ

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 「慢性頭痛」は私達の日常生活を送る際の問題点に対する”危険信号”です。
 このなかで「片頭痛」は、どのようにして引き起こされるのでしょうか。
 慢性頭痛改善は、「姿勢」と「食生活」の改善がすべてであり、「健康と美容」のための第一歩です。

「恒常性(ホメオスターシス)」の維持には自律神経、内分泌系、免疫系の3 つの働きが深く関わっており、それはストレスなどに大きく影響されます。例えば、ストレスは自律神経を失調させ、内分泌系を乱し、免疫力も低下させてしまいます。


 「ホメオスターシス三角」を形成する3つのなかの、自律神経系の調節には、
”セロトニン神経系”が関与し、内分泌系は”ホルモン”と”生理活性物質”が関与し、免疫系には”腸内環境”が重要な位置を占めています。


 ”腸内環境”は、欧米型の食事に偏り、肉や脂肪・砂糖などを大量に摂取すると、間違いなく腸内環境は悪化します。
 また「ストレス」や「過労」も腸内環境に深刻な影響を与えます。「運動不足」も問題です。さらには「抗生物質」などの化学薬剤も、腸内細菌に決定的なダメージを与えます。


 このように、腸内環境は「ホメオスターシス三角」のなかの一角を占めています。
 そして、腸内環境の悪化は、活性酸素を過剰に産生してくることにより、ミトコンドリアの働きを悪くさせ、引いては「酸化ストレス・炎症体質」を形成させる根源にもなりますし、腸内環境の悪化により便秘が日常的になれば、常に活性酸素を発生させる原因ともなり、片頭痛発作そのものを誘発しかねないことにもなります。


 こうしたことから、腸内環境は慢性頭痛において重要な位置を占めています。


   今回は、以下のファイルです。


    腸内環境
     
http://taku1902.jp/sub452.pdf