NHKスペシャル 老衰死 穏やかな最期を迎えるにはを観ました


とても参考になることが多かったです


ちょっとショックだったのは胃瘻を設置していい栄養を与えても寿命の長さには影響しないという研究成果でした


栄養価の高いものを与えても腸が吸収しない


体がいらないと拒否をしている・・・ということ


父を介護していて思ったこと


それは、水分を「これだけ必要だろう」と与えても、ムセて逆流をしてしまうということです


胃カメラを入れて食道や胃に異常があるか確認もしましたがありません


つまり逆流は胃腸の働きが人生の末期になり働きが弱くなり、必要以上のものを入れると対応しきれず吐き出してしまう(逆流してしまう)・・・ということなんだと思います


腸の吸収が悪くなって栄養を吸収しないということで もう一点


父は4日に一度をベースに排便をさせています

ただ、4日経って下剤を入れて浣腸をしても便が出ないことが増えてきました。

5日位経ってから~大量の透明なジェル状の腸液がどろりと出てくる現象が一年位前から出てきました



つまり、胃瘻から入れた水分が腸で吸収されなくなって腸液のジェルとして大量に出てくる現象が出てきたんじゃないかと思います


水分を私達と同じ感覚で胃瘻から入れると吸収されず、腸液のジェルとして・・・そして、手足の方にむくみとして出てくるのではないのでしょうか?


父は今、半固形剤の水分666ccとプラス500ccの水分でも脱水を起こしていません


尿はかなり濃い色になりますが、これでも大丈夫なようです


番組で見た老衰で亡くなる前の人と状態がかなり似ています


もう、そんなに栄養と水分はいらないのかもしれない・・・とあらたに思わされました


そして、最後まで自宅で看盗ることの難しさと精神的プレッシャー・・・これも番組を観て改めて感じました


多くの症例を看てきた石飛先生の元で最期を迎えられる人はある意味幸せなのかもしれません


父を最後まで自宅で看れるのか・・・本当にそれが幸せなんだろうか?と改めて思った次第です