車を運転する際、ただ運転するのも勿体ない。

前の車と、シンクロして動くのだ。

中国拳法には推手、沖縄空手にはカキテという練習方法がある。

これは車を介した推手だ。

同じように止まり、同じように進む。

否。

同じ「ように」ではなく、同じだ。

私の車は8人乗りのミニバンだ。

重いし、馬力がある。

前を走る車と同じく進むには、車体の重さやエンジンの力が全く違うので、これは相当に神経を使うし、異常な難しさを伴う。

繊細なアクセルワークにブレーキングがいる。

また、車の性能も熟知していなければならない。

オートマ車なので急なギアチェンジがあれば、相手についていくなどという動きはできようがない。

車は道具だ。

しかも恐るべき力を発揮する道具なのだ。

きれいに扱うのは、本当に難しい。

これはとてもいい練習になる。

また、相手についていくということをやると、おもしろいことに気付く。

前の車によって、間合い、つまり車間距離も違ってくるのだ。

当然と言えば、当然だ。

運転者の情報もどんどん入ってくる。

せっかちなのか、ぼけっとしているのか、急いでいるのか、どこを見て運転しているのかなど。

それがいち早く危険を察知することにも繋がるのだ。

未だかつて、相手に寄り添って運転する車に出会ったことがない。

みんながみんな、自分勝手に運転している。

道路とはそんな場所だ。

前の車に寄り添って動くことができれば、余裕を持って隣車線や後ろを走る車にも気を配れるのだ。

そうすると、自分の周りでは、滞りなく上手く回っていく。

自分が上手く周りを回している感じになっていくのだ。

もちろん、自分が急ぐということをしていれば、それはできなくなる。

それは自分の我による行動だから、ぶつかるのだ。

ドライブレコーダーもいいが、自分の身を守るのは自分の行動でしかない。

ぶつからないときは、いつでも周りが上手く回っていくのだ。

武道とはどんな場面でも役に立つし、どこででも練習できるものなのだ。

 

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11/10(日)の第2回九州整体手技フェスタ「シェアしてハッピー」は、定員を上回るお申し込みを頂き、受付を終了しました。お申し込みのみなさん、当日はよろしくお願いいたします。

 

11/8より、金曜日の武道の稽古を再開します。参加費その他を改定しています。HPを参照ください。

 

※11月の連休、第2回目となる身体操作にテーマを絞った合宿を行います。

当初、英彦山にて合宿する予定でしたが、急遽思い立ち、自宅兼道場にて合宿することにしました。1日参加でも大歓迎です。

2日間、どっぷり身体を使って遊びましょう。夜はシークレットなワークショップです。

ただ自宅兼道場なので、受け入れ人数に限りがあります。

詳しい案内はイベントページに載せています。ぜひご一緒しましょう。


※12/15(日)は全国各地にて遠隔エネルギー療法講座を開催されている阿部健一先生とコラボワークをします。
第1回目がとても好評で、その場で第2回開催が決まりました。今回もミラクルな化学反応が起きることでしょう。

 

ただただ清らかに流れていく 疋田一直 HP

 

拾一流柔術
 稽古日程および参加方法
 
 ■11/23(土)~24(日) 第2回からだの使い方合宿 虎の穴 
 ■12/15(日) 第2回アベケン&ヒッキーコラボセミナー【福岡】