今日から失敗談を書く。

 

毎週土曜の夜は飯塚シャークスジュニアの練習日なのだが、先週土曜日は休みだったため、久留米のアイススケート場へ行くことにした。

 

 

久留米では、毎週土曜の18時から20時半までアイスホッケー教室が開かれているという話を聞いたからだ。
息子がアイスホッケーをやる以上、やはり一週間に一度は氷に乗っておいた方がよいと思った。
息子に行きたいか尋ねると、「行きたい」と答えた。

 

 

久留米のリンクは初めてだった。
前半は一般営業中ということで、リンク半面を使っての練習だったのだが、大人から子どもまで非常に多くの人が参加していた。
大人も子どもも一緒に練習する。
参加者は50人近くいたのではないだろうか。
さらに一般営業側にも大勢の人がいたため、リンク全体では100人近くいたように思う。

 
 
私は、これほど多くの人がリンクにいる光景を見たことがなかった。
飯塚アイスパレスはいつも閑散としている。
飯塚と久留米、この違いは何なのだろう。

さて、息子の練習なのだが、久しぶりに息子の怠慢なプレーを見せられ、途中で見るのをやめた。

とにかく、一生懸命さがなかった。

アイスホッケー以前の問題だった。
遠慮してしまっているのだ。

いつもと違う環境。
いつもと違う人たち。
その空気に圧倒されたのか、周囲に気を遣いながら、何となく練習をこなしてしまっている。

周りばかりを気にし、自分自身の課題にまったく集中できていなかった。

技術練習なら、上手い人を目が皿になるほど観察し、必死に真似をすればよい。
周囲と同調し、そつなく動くだけで、何の練習になるというのだろう。

途中で「気持ちを出せ」と声を掛けたが、後半はさらにひどかった。

後半はフルコートでの練習試合だった。
息子はディフェンスとして出場していたのだが、確かにディフェンス自体はしていた。

だが、問題はそこではない。

ディフェンスをしていて、「アイスホッケー」をしていなかったのだ。

 

 

息子のチームはオフェンスが強く、相手を圧倒していた。
守備時ですらオフェンス陣が縦横無尽に駆け回り、ディフェンスマンが活躍する場面など、ほとんど存在しなかった。

その中で息子は、センターライン付近とゴール前を行ったり来たりしているだけだった。
完全に空気だった。

では、どうすればよかったのか。

私は、あの場では「ディフェンスらしく」する必要などなかったと思う。

息子自身も縦横無尽に動けばよかったのだ。
遊びの試合なのだから。

待っていて、誰かがパスをくれるわけではない。
自分が活躍したいなら、自分でもぎ取りに行くしかない。

だが息子は、
「ディフェンスとしてバランスを取ること」
「守備をすること」
それだけをやっていた。

いや、違う。

単に遠慮して、引っ込んでいただけだ。

お前は久留米までディフェンスをしに来たのか。
アイスホッケーをしに来たのではないのか。

あるいは、自分から申し出て相手チームへ移ればよかったのだ。
相手側は押し込まれていたから、そこなら活躍できたかもしれない。

この日は、もう一つ悪かったことがある。

息子がシャークスのユニフォームを着て行ったことだ。

普段の練習ではシャークスのユニフォームを着ることはない。
だから、私は「あれ?」と思った。

息子は今、キャプテンであり、シャークスの看板を背負っている立場なのだ。

だが、この日の息子のプレーは、誰の記憶にも残らないものだった。

いや、むしろ印象は悪かったかもしれない。
対戦相手からすれば、「与しやすい相手」と映ったことだろう。
ただの雑魚キャラ扱いだ。

人生が一期一会であり、毎回が勝負だということを、まるでわかっていない。

相手の記憶に何かを刻み付けてこそだろう。

帰りの車中では、私は猛烈に怒った。

私は何をしに久留米まで来たのだろう。
何を見せられたのだろう。

息子は下手なのだ。
だからこそ、人の何倍も泥臭くプレーしてこそ、初めて光ることができる。

誰よりも走ったかと言えば、まったくそうではなかった。
私から見ても、かなり余力が残っていた。

息子自身も「全然出せなかった」と言った。

違う。

出せなかったのではない。
出さなかったのだ。

遠慮して。
引っ込んで。
自分から壁を作っていた。

息子は「九州一の選手になる」と言った。
だが、あの姿では九州代表も到底無理だろう。九州一は可能性0%だ。

私自身、久しぶりに大きく落胆した。

言葉と行動が、まったく一致していない。

私にも嘘をつき。
アイスホッケーにも嘘をつき。
そして、自分自身にも嘘をついた。

こうして叱るのは何度目だろう。

同じことを、何度繰り返すのだろう。

自分を高めてきたのは、いつだって鬼気迫るような練習だった。
それだけが人を成長させる。
だが息子は、それをすぐ忘れてしまう。

言われなければできない。
そうであるなら、そこまでなのかもしれない。

私は息子に、「もうホッケーを辞めてしまえ」と言った。

今後、本気でやらないのであれば、私は練習に付き合わない。
送り迎えもしない。
お金も出さない。

そんな中途半端な時間は、人生には必要ない。

私自身、一生懸命な人とだけ関わっていたい。

のんびり楽しくやりたいなら、別のスポーツでもいい。
アイスホッケーは、とにかくお金も手間もかかる。

実は今年度、私は息子が所属するアイスホッケークラブの会長になった。
息子が大変お世話になっているからこそ、自分もチームの力になりたいと思ったのだ。

だが、それも息子が本気でやるからこそ、こちらも本気で関わるのだ。
実際、会長職は想像以上に大変で、今はてんてこ舞いだ。
その顛末はいずれまた書きたい。

一応、息子には猶予を与えた。

これからもアイスホッケーを続けたいのであれば、私にプレゼンしなさい、と。

それで私が納得すれば続ければよい。
納得できなければ辞めてもらう。

人生は息子自身のものだ。

アイスホッケーを「楽しい」と思えるところまでは、私は引き上げた。
あとは、自分でどう歩むかだ。

ディフェンスをやるのが目的ではない。

アイスホッケーをやるのも目的ではない。

どれだけ自分が人生を謳歌するかだ。それが目的だろう。


ただ、何を選ぼうとも。
どこへ行こうとも。

自分自身と戦わない人間は、結局、何も得ることはできない。
人生を切り拓いていくのは自分自身だ。

全力を出せなかったのではない。
出さなかったのだ。
切り拓かなかったのだ。

 

だが、この時、私は全く気が付いていなかった。

息子のことが全く見えていなかったのだ。

 

続く

 

 
 

アイスホッケークラブ 飯塚シャークスジュニア
飯塚シャークスジュニアでは、幼児(年少)~中学校3年生までのメンバーを募集しています!!!
北九州、筑豊地区で唯一のジュニアアイスホッケークラブです。飯塚アイスパレスにて毎週土曜夜に練習があります。ご希望の方は、見学&無料体験レッスンを受けることができます。無料体験レッスンは、約一ヶ月間にわたって受けることができます。うちの息子も一ヶ月無料体験をさせてもらい、それから入部させていただきました。スケートが初めての方でも大歓迎です。ほぼ全員がスケートが滑れない状態から始めています。うちの子もそうでした。
アイスホッケーでは、スティックとパックを扱い、ドリブルやパス、シュートをします。この道具を操る要素、そして、ぶつかり合う格闘技の要素、その元となるアイススケートの技術。子どものの運動能力を鍛えるには、これ以上はないスポーツだと思います。また、チームスポーツですので、周りの人間と協調することも身に付いていきます。
練習では、防具を身に着けて練習しますので転んでも痛くありませんし、防具も無料で貸りることができます。北九州や福岡から参加されているメンバーもおられます。ぜひその面白さを体験してみてください。

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お月謝:中学生9000円 小学4・5・6年生8000円 小学1・2・3年生7000円 未就学児4000円

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※無料体験の後、入会して最初の二か月間のお月謝が3000円ずつです。

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BHS療法【悠翔塾】 東京開催 令和八年 11:30~16:30

・6/21(日)・8/16(日)・10/18(日)・12/20(日)

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BHS療法福岡教室 13:30~16:30【福岡市南区】
・5/31(日)・6/14(日)・7/12(日)

 
古武術教室〈意識と身体の使い方〉

活法 十一流柔術


本部常設道場 嘉麻市上山田38
・毎週木曜日 20:00~22:00
■福岡古武術教室〈意識と身体の使い方〉10:30~12:30【福岡市南区】
・5/31(日)・6/14(日)・7/12(日)

 

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