ある中学教師って私の次兄です笑い泣き

 

 

 

中々気骨のある人生を歩んでいるので

 

書いておこうと思います

 

 

 

次兄は現在、とある大学で大学教授をしています

 

先天性の心臓病で、

 

子供の頃から生死の境を何度も

 

彷徨いました。

 

そのころの医療技術では

 

成人できないかもしれないと

 

言われていました。

 

そんな次兄ですが、

 

現代の医療技術の進歩で

 

現在もバリバリ働いでおりますウインク

 

 

 

病気がありましたので、

 

子供の頃は勉強も運動もできませんでした。

 

遠足でさえ、担任におんぶしてもらうことが

 

多かったです

 

 

 

そんな次兄が変わったのは

 

何度かの手術を経て

 

運動や勉強ができるようになった

 

中高生以降です。

 

 

 

特に理数系が強く、

 

共通一次の数学に四苦八苦する私に

 

「共通一次の数学が満点取れないことが理解できない」

 

と言い放ちました。

 

 

 

そんな次兄が選んだのは理系学部ではなく、

 

某国立大学の教育学部。

 

理科の教師になりたかったんです。

 

 

ガッツリ奨学金を借り、修士まで行き、

 

無事教員になったのでした。

 

 

 

奨学金は一種、二種、とも修士まで

 

借りたので相当額積み上がっていましたが、

 

そのころは教員になると

 

奨学金がチャラになるというありがたい制度が

 

あったので、

 

もちろん一銭も返済しませんでした。

(この制度、また復活の兆しですね)

 

 

 

今では、新聞沙汰、警察沙汰になりそうな、

 

気合いで生徒をしばき回し指導し、

 

それなりに評価は受けていたようですが、

(どんな評価!?滝汗)

 

「現場の教師では限界がある!」

「現場を変えるには教育委員会より上に立たなければいけない!」

 

と一念発起して、15年勤めた教員を辞め

 

大学に戻り、博士課程に入りました。

 

 

 

博士課程を終えるのに、5年かかりました。

 

その間、色んな学校の非常勤教師をして

 

家族の生活費、自分の学費を稼ぎ出していました。

 

 

 

博士を終えた後は、

 

アカデミア界の椅子取りゲームが

 

始まりました。

 

ちょっとしたボタンの掛け違いで

 

指導教官から約束されていたポストを

 

逃した後は、

 

ポストを探して流浪の生活が始まりました。

 

 

 

妻と子供は地元において、

 

全国のポストを渡り歩きました。

 

現在の地に流れ着いたのは

 

5年前です。

 

流浪の旅のどの時点で教授になったのかは

 

知りませんが、

 

コツコツ論文を書いて実績を

 

積んだのだと思います。

 

単身赴任は10年以上になります。

 

単身赴任が始まった頃は中学生だった

 

次兄の末っ子は今では

 

結婚して子供までいます。

 

 

 

教育に並々ならぬ情熱を持った一人の

 

男は今も大学で研究や学生の指導に

 

熱意を持って取り組んでいます。

 

 

 

子供の頃の死と隣り合わせの生活を

 

経験したことで

 

次兄は人一倍熱い男になったんだと思います

 

明日があれば明後日もあるというような

 

チャラチャラヘラヘラした生徒には

 

躊躇なく手が出ていました。

(暴力は絶対ダメですよ)

 

そんな次兄に奥さんである義姉が一言、

 

「捕まる前に中学の教師を辞めてくれてよかった」

 

 

 

 

 

 

なぜ今頃こんな記事を書いたかというと

 

子供Bが大学生活や研究で悩んだ時

 

いつも力強いアドバイスで

 

Bを引っ張り上げてくれてきたからです。

 

Bが研究費をとれたことで、

 

私にも改めて次兄への感謝の気持ちが

 

湧いてきました。

 

修士の奨学金の保証人も二つ返事で

 

引き受けてくれました。

 

なかなかそんな人はいないのかなと思いました。

 

 

 

ただ、即判断、即決断、即実行の男なので、

 

人間の細やかな機微には無頓着です。

 

こんなこともありました↓

↑この中に出てくる次兄の言う「明日、明後日、大事な仕事」って共通テストだったんですよ笑い泣き

 

 

 

 

明日死ぬかもしれないという気持ちが

 

常に心の奥底に流れている次兄にとっては

 

周りの人のことや出来事をウダウダ悩んだり、

 

あーだこーだ言っているのは無駄でしかないんでしょうねキョロキョロ