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      今年は本当に聞く時間が取れない年でした。いろいろ聞けない分

      じっくり、聞くことができたアルバムもありました。

   こういうスタンスも大事だとあらためて思いました。

   その状況に応じた楽しみ方があります。



   〇Eliane Elias / Made in Brazil

 
イリアーヌの新譜、今回はバックにTake6のコーラスが入り、よりゴージャス。
どちらも好きなプレイヤーなので、このコラボは嬉しい。
そして期待を裏切らない仕上がりになっています。イリアーヌの低い心地よい声に
バックのTake6の柔らかいハーモニーでもう至福の時間。
両者の良さが、すごく際立って極上のブラジルサウンドとなっています。
これは、今年、外せない1枚。繰り返し聴いて、一息、つけさせてもらったカンフル剤のようなアルバム。
 

 

  〇MEMORIES / 福田重男トリオ

 

  福田重男さんの新譜です。穏やかで美しいメロディーは、心身を癒してくれました
  聞いているうちに、身体もほぐれてくるような感覚です。
  自覚もなく張り詰めていたものが、ゆったりとして緊張が溶けていくような、そんなピアノ。いろんな曲をカバーしてますが、疲れさせない適度な遊び心。
  奥平慎吾(ds)、上村信(b)のバックの、寄り添うようなサポートが好ましい。
  どれだけ、気持ちが落ち着いたか。仕事で大事な決定をする時に聴いて、平常心を養った1枚。

 

 

  〇New Century Jazz Quintet / In Case You Missed Us

 

  日米の俊英、フロント2管のクインテット。今年、東京ジャズに出演。
一気に知名度も上がったと思います。前作も良かったですが、今作も素晴らしい。

  勢いがあり、エッジも効いたキレッキレの演奏が聴けます。壮快でリズムも軽やか、あるいは重厚、と曲により表情も自由自在。実に小気味いい。

  どのメンバーも素晴らしい粒ぞろい。
  ライブでは会場全体を彼らのグルーブに巻き込んでの大盛り上がりでした。