なんと3か月ぶりの更新である。
FBにうつつを抜かして、こっちをほったらかしにしていた。
というか、まとまった文章を書くほど、何も考えていなかったというのが正直なところ。
先週末は雪。今週もずっと気温が低く、あちこちに先週の雪がまだ残っている。
きっとゴルフ場も足元はぐちゃぐちゃだろうということで、今週もゴルフはお休み。
やることがないので、玉ねぎを炒めた。
1時間、ただひたすら炒める。
できた。
今日はこれを使ってカレーにしたのだが、カレーはおまけ。ただ玉ねぎを炒めることが目的。
玉ねぎを炒めながら、今世の中で起きていることをつらつら考える。
以前、FBで、「欧州ソブリン危機なんて、終わってみれば『へっ?』みたいな感じのはず」と書いたが、実際ギリシャ問題は、少なくとも目先は疑似デフォルトという形で収束しつつあり、ギリシャのユーロ離脱というのもなさそうである。
また、疑似デフォルトの、ポルトガルやイタリアへの波及もなさそうである。
おそらくこれらの国の財政支出削減で、当面ユーロ圏の景気は悪いだろう。しかしながら、南欧4か国、いずれも財政支出はGDPの2割程度であり、平均1割のカットでも、ユーロ圏全体に与える直接的な影響は知れている。
だから、「へっ?」なのだが、今の世の中何か気持ちが悪い。
この気持ち悪さは何なのだろうか?
私は決して市場万能主義者ではないのだが、自然=市場の摂理に反した行いには、必ず反作用があると信じている。そして今まさに、市場を歪める大きな力が働いている。
それはECBである。
ECBの流動性供給。これが気持ち悪くてならない。
思い返せば、日本の80年代バブル然り、2000年代の米国不動産バブル然り。人為的な流動性供給は、必ず反作用を伴っている。
今足元で起きている、欧銀のデレバレッジも、確かにBasel III対策なのかもしれないが、リーマンショック後の過剰流動性の反作用と捉えられなくもない。
その欧銀の息を長らえさせるために、ECBはなんと期間3年という、前代未聞の流動性供給を行っている。
実際その資金供給によって、今の市場は落ち着きを取り戻していると言われているのだが、これは絶対に自然の摂理に反している。
この反作用が、今後どのような形で出てくるのか、そこまではまだわからない。
でもその反作用の方が、もしかしたらギリシャ問題なんかよりも大きな問題になるかもしれない。