こんにちは。今日は中国語検定4級についてです。

 

中国語検定 4級 概要

    

毎年 3月、6月、11月 第4日曜日実施

 

試験時間:100分

満点:リスニング 100点、筆記 100点

合格:リスニング 60点、筆記 60点

 

常用語 約1000語

大学の第二外国語で1年程度の内容

公式サイトに過去10回分の試験問題があります。

また、簡易的なレベルチェックもあります。

 

  リスニング

全部で20問あります。問い・答えは1題ごとに通して2回読まれます。

前半10問は「你家有几口人?」など基礎的な質問文に対する答えをとして適切なものを選びます。

 

後半10問は、2つ会話文か文章を聞いて、それぞれ5つの質問に答えます。

年齢、回数、時間など数字に注意して聞くといいです。

 

こちらにリスニング原稿があります。

リスニングの練習をするときは、聴くだけでなく、自分でも声に出して繰り返し読んでみるといいですよ。

  筆記

全部で5題あります。

 

【1】声調とピンインの問題です。

難しい単語はないですが、中検4級は中国語の学習を始めて1年未満の受験者が多いため、声調やピンインにまだ慣れていない人が多いです。

 

日本語の漢字の「音読み」と「訓読み」を覚えるのと同様に、中国語を学習する際は「ピンイン」と「声調」をセットで正しく覚えることがカギとなります。

 

特に日本語はイントネーションをほぼ意識していないので、中国語の声調という概念を頭では理解しても、それぞれの単語の声調が何だったか覚えにくいです。

 

勉強を進めていくうえで、発音があいまいな単語はその都度辞書で声調とピンインを調べる習慣をつけておくと、試験も順調に答えられます。

 

【2】空所補充です。

一双鞋(1足の靴)などよく使われる単位、是…的の構文、不と没の区別、再と又の区別など出題されます。一通り問題集をやれば大丈夫です。

 

【3】語順の問題です。

SVOの基本的語順、「哥哥比我大三岁」のような比較の文、反復疑問文などが出題されています。勉強の際は声に出して読んで、語感を養っておくといいですね。

 

【4】長文読解です。

10行程度の文章を読んで、空欄に当てはまる語句や、本文の内容とあっているもの(orあっていないもの)を選びます。空欄に入れる語句は前後の文を読みとって適切なものを入れる必要があります。文法事項を定着させておくとともに、文章を読むことに慣れておきましょう。

 

【5】和文中訳です。

5問あります。簡体字で書く必要があります。必要な箇所の句読点も忘れずにつけましょう。

 

 まとめ

試験合格には、1番の声調とピンインの問題、4番の長文読解が難しく感じられるかもしれません。試験合格には満点を取る必要はないので、分からない問題に時間をかけるより、分かっている問題でミスしないよう基礎固めしておくことが大切ですニコニコ