世の中の「コミュ力高い=よく喋る」っていう風潮、だいたい雑なんですよ。べつにどうでもいいんですけど。先日も、会議で一番喋ってた人が一番何も決めてなかったの見て、あー、やっぱりな、って遠い目になりました😇

「沈黙が気まずい」って思い込み、誰得なんですか

間が空くと焦って何か喋る人いるじゃないですか。あれ、たいてい余計な一言なんですよね。沈黙を埋めるためだけの言葉に、中身があったためしがない。むしろ、その埋め草の一言で地雷踏んでる人、めちゃくちゃ多くないですか。気まずさに耐えられないだけで、自分から問題を作りにいってるの、わりと本末転倒ですよね。

これ、自動引き落とし型の信用消費なんですよ

喋りすぎる人って、言葉を発するたびに信用を少額ずつ引き落とされてるんですよ。一回の失言は小さい。でも毎日チャリンチャリン落ちていって、気づいたら「あの人、口は軽いよね」って残高ゼロになってる。逆に口の重い人は、引き落としが発生しないから、残高がそのまま残る。何もしてないのに信用が貯まってるように見える。これ、別にその人が偉いんじゃなくて、無駄な引き落としを止めてるだけなんですよね。でも、結果的に得してる。タイパよくないですか?

で、これ英語にちゃんと単語があるんですよ

reticent(レティセント)。「無口な、口が重い」って意味です。賢いのは、これが shy と区別されてるとこ。shy は恥ずかしくて言えない、いわば「言いたいのに引き落とせない」含み損状態。reticent は「言えるけど、あえて引き落とさない」って自分で選んでる状態。同じ無口でも、前者は弱さ、後者は戦略。英語って、こういうとこちゃんと分けてて、まあ、合理的ですよね。

黙っときゃいいって話でもないんですけどね

誤解されると困るんで言っときますけど、何でもかんでも黙れって話じゃないです。言うべき時に黙る奴は、ただの事なかれ主義で、それはそれでタイパ悪い。要はリスクの高い一言だけ引き落とし止めて、価値のある発言はちゃんとする。この選別ができるかどうかなんですよ。全沈黙は思考停止、全発話は信用の垂れ流し。間を取れって話です。

reticentの意味とか、語源(ラテン語の「黙る」らしいです)とか、taciturnとの違いとかは、無口を意味するreticentという単語に絵文字つきで整理されてるんで、気になる人はどうぞ。一語覚えとくと、自分の喋りすぎにブレーキかける目印になりますよ。

べらべら喋って信用を毎日引き落とされるか、黙って残高を守るか。どっちがタイパいいかは、まあ、考えるまでもないですよね🤔