こんにちわ。

ティッシュの消耗が激しいようすこです。







人間は、自分がその他大勢の中の一人だってことを忘れてはいけないと思う。



僕がそう思うようになったのは、中学の時の担任の先生が僕のこと覚えてなかったからだ。

単に僕がおとなし過ぎてクラスでは空気も同然の存在だったから仕方ないんだけど、担任くらいには覚えておいてほしかったな。





やっぱり生徒から見た先生は、ある年のたった一人の先生だけど、先生からしたら生徒は、毎年毎年何回も入れ替わっていくもんだから、僕みたいな影の薄い生徒を覚えてるなんて無駄なことなんだろう。





「お久しぶりです」って言って、「あ、久しぶり~」って応えてくれたのに、「何組だったかな?」って言われた時は、泣いた。









今日、バイト先に高校の時に何回か英語を習ったことがある「鈴木先生」が来た。



鈴木先生は、なぜか夏にノーブラで授業したりしていた謎の女だった。しかし、ノーブラなのに全く色気を感じられない女だった。見たいとも思わなかった。



話をする時は、なぜか教室の天井を目蓋をうっすらと開けて、まるで遠い過去の物語を孫に話して聞かせているババアみたいな表情をしていた。





「あたしコレ作って死にましたッ!」という意味不明な言葉を鈴木先生が言っていたのを今も覚えてる。

確かアレは、鈴木先生が風邪をこじらせながらも授業で使うプリントを頑張って作成したということを報告しようとした時に、先生の口から発せられた言葉だった。

あまりの訳のわからなさに、笑ったのを覚えてる。





正直、どうでもいい存在だった。



その鈴木先生が、ニンテンドーDSを買いに来た。





迷ったけど、声をかけてみた。





「別にお前に覚えててもらってなくたって、俺はなんとも思わねーよ」というスタンスで声をかけた。



そしたら何故か、先生は僕を覚えてるみたいだった。



ちょっぴりうれしかった。







先生は、DSの会計をしてる途中に、「あ、ソフトも選んできてよか?」と言ってきた。



僕は「どうぞ」と言った。



そして数分後、鈴木先生はソフトを手に戻ってきた。



「定番にマリオかなんか買ってくのかな」と思ったら、『シムシティ』というかなりマイナーなゲームを選んできた。

「こいつ、ゲーマーだな」と思った。







かなり笑った。