
こんにちわ。
頭にメガネを掛けてる事を忘れ「メガネメガネ…」と辺りを探すようすこです。
昨日は学校で受講してる就職講座でゲスト講演が行なわれた。
バンサンカンかバンバンジーかバルサンか知らないけど、なんかそんな名前の雑誌の編集を手懸ける女の人が色んな話をしてくれた。
この女の人がとんでもないほどの美人で、美人過ぎて逆にブサイクなんじゃないかと思うほどだった。
しかも、カーディガンの下にそのまんま下着着てるんじゃないかっちゅうくらいカーディガンのV字が胸元を露出させていた。
僕はもう講演どころじゃなかった。
僕の頭はポワポワーンとなってた。
途中、「皆さん席を前に詰めてください」と言われ、ポワポワーンとなったまま言われるがままに僕は一番前の席に移動した。
一番前の席で僕はとんでもない美人ゲスト講師をポワポワーンとなって眺めていた。
美人講師はハツラツと話してる。
「それじゃあ自己PRの練習でもしましょうか」
僕はポワポワーンとなったまま「自己PRかぁ」と思いながら、ポワポワーンとなったまま美人講師をただ眺めてた。
美人講師は話を続ける。
「実戦的ではありますが、まぁやってみましょう」
僕はポワポワーンと美人講師の凛とした顔立ちに陶酔してた。
美人講師はさらに言う。
「それじゃあ一番前のそちらの端の方から、一人ずつ自己PRしていってください」
それを聞いた僕はポワポワーンとなりながら、0.1秒間硬直してしまった。
「……」
「へ?」
「自己PR?」
「ど、ど、どどどどどうしよーーーーーー!!!!」
僕は一番前の真ん中の列に座っていた。
僕の隣の隣の隣の隣の隣の隣に座っていた女の子がその場に起立し、スラスーラと自己PRを始めた。
「私は私のペラペラペーラ!ペラペペペーラのペペペーラったらペラペーラ!ペラペラペーラ!」
…へ?
あまりのジョウゼツぶりにキョトンとしてしまった。
…なんなんだこの女!
ちくしょー!俺だって負けねー!
その後、PRの順番は隣へ隣へと移動していき、一人、また一人とPRを終えていく度に僕の順番が近づいていった。
「私は私のペラペラペーラのペラペーラ…!」
とスラスラスーラと話す人もいれば
「僕は、その、あの、えっと、」
と、まだ何が言いたいのかわからない人もいた。
ここまで差がついちまってんのか。
と僕は焦った。
そして、僕の番がやってきた。
席を立ち、手を後ろに組み、胸を張って、息を吸い込み、言った。
僕のスイッチが『ON』になった。
「わ、私は!…」
僕は…何だ?と、思った。
そして、次の瞬間、僕の口から予想もしない一言が飛び出した。
「私は…!か、勘違い男です!」
‥‥……へ?
「自分には物凄い才能が眠っているんだ、と思ってる勘違い男です!!!」
…………………へ???
僕は何を言ってるんだ?と、思った。
「コイツ何言ってんだ?」と僕の後ろに座ってる人達が思ってるのが、僕の背中が敏感に感じ取ってた。
くっそーーー!
何言ってんだ俺はぁぁぁぁ!
と思った。
ヤケクソになった。僕のスイッチは『ON』になったまま。
「それを証明するために何かをしようと思いました!高校時代、ギターもできないくせにバンドをやりました!その経験からギターを練習して道端で歌を歌いました!そして私は私が私のピーヒャラ私にペラペラペラのペッペラペー!ペッペラペったらペッペッペー!ペラペラペペペのペーペーペー!ピーヒャラピーったらピーヒャララーのピーピーパーパーピッピッピー!パッパラパーのベロベロベー!……」
途中、何言ってるのかわかんなくなった。
美人の講師が静かに言った。
「時間も意識しないとね」
僕はそれを聞いてハッとして、わけのわからん所で話を締め括った。
その後も、何事もなく、淡々と他の人の自己PRが続けられていった。
「なんなんだよ、俺は…!」
と、しばらく落ち込んだ。
でも、頭の中では出来ると思っていても実際やってみたら意外と出来ないとゆう事を自覚できたイイ機会だったと思った。
頑張るぞー