こんにちわ。

小さい頃、よくガムを飲み込んでいたようすこです。





「あの頃の夢、覚えてる?」



大音量のスピーカーから流れてくるロックミュージックが、僕にそう聞いてきたような気がした。



夢かぁ…

思い出してみたら、今と昔、全然違う。

今も昔もずっと同じ夢を見ていたと思ったのに、

まるで髪の毛が伸びる事みたいに、後で昔の写真見て、あの時はこんなに髪短かったのかと思うみたいに、

何年か前のドラマの再放送を見た時に、この時代ってこんなにダサい格好してたんだとか思うみたいに、

徐々に徐々に変化していくもんだから変化した実感がなくて、思い返してやっと、その事に気付いた。

今の夢と昔の夢、いつの間にやら全然違うもんになっちゃってる。





あの頃の夢…

それはステージに立って大音量の音を鳴らして、ギターを振り回しながらアンプを破壊して、ドラムセットに突っ込んで、それでも歌を歌いまくるロックのヒーローだった。



それがいつの間にかアコギ一本でロックする男に変わって、それがまた変わって、全ての人が受け入れてくれるアコースティックシンガーになって…

今じゃ子供に歌を上手に歌ってあげれる優しいお父さんになっちゃってるよ。まだ結婚も何にもしてないけど…





髪の毛とか昔の再放送のドラマの女優の格好とか昔思ってた夢とかと同じように、大人になるにつれて徐々に徐々に考え方も変化していってるんだろうなぁと思う。

昔、高校の先生とか親に怒られた事の意味とか、あの人等が教えようとしてた事、今は全部理解できるし、自分はあんな大人にはならないって思っていたはずなのに、今じゃそんな大人になるように頑張っちゃってるし。

それは大人になるにつれて色んな現実にぶつかって、それを乗り越えるために、理想ってゆう重たい荷物みたいなのを一つずつ色んな場所に置き去りにしてかなきゃいけないからだと思う。

だから気付いた時には、ゴチャゴチャ色々くっついて重たくて持ち上げらんなかった夢(ある意味での荷物)も、今はスッキリ軽いもんになっちゃったてるんじゃないのかな。まぁ、それでもまだまだ両手に余るほど重たいもんではあるけどさ。両手でやっと抱えれるぐらいかな。でも北極にある氷山ぐらいの大きさもあった昔の夢に比べたら随分軽くなった。



でもね、昨日、ある人物に言われた。

「お前のロケット、サビ付く前に発射しろ。何度でも」って。別に下ネタ言ってる訳じゃない。まぁどう捉えるかは人それぞれだと思う、でも僕には夢があるならやってみろって言われた気がしたのだ。

僕にそう言った人物ってゆうのは、ピンクの頭した変なヤツだった。



そいつの言うことは何か説得力があって、言われた瞬間、自分にも何かができるような気がした。デッッカイ夢を持っててもいいんだ、氷山級に大きい夢を持ってたって、常に持ち歩かなきゃいけないなんて決まってない。好きなだけ海に漂わせてればいいんじゃん。って思った。それが太陽級にデカい夢だとしても勝手に宇宙でゴォゴォやらせてればいいのさと。そう思えた。

一体何が言いたいんだろ僕は。

とにかく、大きい夢を持っていても恥じじゃないんだと思った。

うん、ただそれだけだ!笑いたいなら笑ってくれ!

そう思ったんだから仕方ない。





最後に、僕に言葉をくれたピンクの頭の奴っていうのは、Xジャパンでギター弾いてたhideだ。

彼はもう死んだ。

でも僕みたいに、彼が死んでも彼の言葉に動かされる人間が五万といる。

これって凄い。聖徳太子とかより凄いかもしんない。死んでもまだ生きてるのだから。死んでもプレイヤーのスピーカーを通して、まだ僕らに何か伝えられるのだから。

昨日、彼のベスト盤をレンタル屋で150円で借りてから、ずっと聞いてる。

CDウォークマン(未だに…)のプログラムでお気に入りの曲だけを選曲して、それだけが流れるようにした。



そしたら最後に流れる曲で彼は僕にこう言った。

もう死んじゃってこの世から消えちやったのに、繰り返し僕に、こう言った。



彼が僕に言った最後の言葉…それは…













「生き溺れても」















「また…」









「春に会いましょう」だ。