~あっちゃんside~
敦「あたし、何かしたのかなぁ…?」
あたしは今、お父さんとお母さんと一緒に夕食を食べていた。
そんな中、あたしはあることを考えていた。
高「どうしたの?」
敦「うん…友哉くん、あたしが挨拶した後すぐどっか行っちゃったでしょ…?気に障るようなことしちゃったのかなって思ってて…」
友哉くん、何ですぐどっか行っちゃんだろ…?
さっきから考えてはみてるけど、全然分からなくて…
そう、あたしは友哉くんのことを考えてたんだ。
高「う~ん…トイレに行きたかったんじゃない?だから急いで家に戻ってって…」
敦「そうだといいけど…でもそれだけで目も見てくれないってこと、あるのかな…?」
高「…そわそわしてただけなんじゃない?それか敦子と一緒で人見知りするとか?」
人見知り…
確かにありそうだけど…
すると、ここでお父さんがあることを言い出した。
優「あっちゃん♪みなみ♪2人とも分かんないかな~?(笑)それはね…ズバリ、『変』だよ♪(笑)」
高「それを言うなら『恋』だろ?『変』じゃなくて。字違うから。…でもそれはありそうだな…。」
恋…
でもあたし、挨拶以外特に何もしてないし…
それに…
優「でも、あっちゃんは、『佐久ちゃん』が好きなんだもんね~♪」
そう、あたしには好きな人がいるんだ。
その人の名前は『宮澤佐久哉』。
小学生の時から学校の方が一緒で同学年。
彼女がいるかどうかは分からないけど、佐久ちゃんは女子にとってもモテモテ。
フラレるとは思うけど、いつか佐久ちゃんに告白したいなって思ってるんだ。
高「そっか…そういえばそうだった…でも私、友哉くんも捨てがたいと思うな。むしろ私なら友哉くんの方がいいかも…」
優「え~!絶対佐久ちゃんっしょ!カッコいいしモテるし♪あの友哉って子、初日からキレたからなぁ…」
高「それは私のせいだよ。友哉くんが気にしてること言っちゃったからさ…けど友哉くん、意外と熱い子かも…好きな子できたら、きっと一途になるよ、あの子は。」
優「そう…かなぁ…?」
次の日…
~ともちん(友哉)side~
陽「麻里ちゃん、行ってきますのチュ~♡」
麻「うん、行ってきます♪(笑)」
ついに始まった新学期。
この馬鹿夫婦は朝から何してんだっつーの…///
麻「とも~、ちゃんと迷わず行けよ~♪(笑)」
友「わぁってるよ。」
親父は職場に向かい、母さんは留守番。
いずれパートとして仕事やるっつってたけど。
友「んじゃ、行ってくる。」
陽「行ってらっしゃい♪」
秋葉原高校に通うため、俺は家を出た。
すると…
友「あっ…///」
家を出て早々、敦子って女子と目が合った…///
つづく