今年も終わりが近づいてきました。
皆さまはどのような1年をお過ごしになっていた
でしょうか?
私自身振り返ってみますと、
これまでよりも
『病』や『死』を身近に感じる場面があり
自分の『命』について考える💭機会が多かったように思います。
私は今、生きていて身体や頭を動かして
家族やほかの方々と交流して過ごすことができているけれど
決して当たり前でないことが
思い知らされました😨
古い時代の中国🇨🇳に『臨済禅師』という
僧侶がいらっしゃり、このようにお説きになっています。
諸君 仏教の教えの実践に
何か特別なことを行う必要はない。
ただ普段通りに
服を着て、食事をして、消化が済めば用を足し
疲れたら横になって眠るだけだ。
愚人は笑うだろうが、智者はそこが分かる
楽しいことだけでなく、苦しい😣、つらい😥と感じてしまうこともありますが、
命があり、身体🚶や頭💭を動かして
普段通りの生活を過ごせていることが、仏教の教えを実践しているくらい尊いことである。
このように『臨済禅師』の御言葉を受け止めることができます。
いつか失われてしまうからこそ、
生きている自分が今、できていることを
大切にして、力を尽くしていこう❣️
と『臨済禅師』の御言葉に触れ、あらためて思いました。
私は今年、93歳になる祖母👵🏻と開善寺に来るまで
同居していました。
いつかできなくなる
できなくなるまでがんばりたい💪が
口ぐせです。
身体を動かすことが大好き❤️で
畑仕事🟤
料理🔪🥘
掃除🧹
洗濯🧺
は日々の日課で
お菓子🍪作り
こんにゃく作り
お餅作りなど
も毎年行っていました。
年齢を重ねて、行えなくなってしまったことは
ありますが
今、できることを頑張っている祖母👵🏻は
幸せそうなのです。
その姿を見ていると
元気をもらえる気がします😊
祖母👵🏻の口ぐせは
は臨済禅師の御言葉と通じるものがあるように
思います。
どちらも普段通りの生活を懸命に行なっていこう
という強い思いがあるように思います。
最近、私は少し後ろ向きな気持ち💦になってしまったとき
祖母👵🏻の口ぐせを思い出し、頑張れたことがありました。
きっと臨済禅師にも目の前の相手を励ましたいという
思いがあり、このようにお説きになったのではないか?
と思いました。
私たちの普段通りの生活は平凡で、あまり価値を見出せないと感じられるかもしれません😓
しかし、力を尽くして、懸命に取り組んでいくならば
それが仏教の教えの実践となり、
幸せをもらたしてくれるものともなります😌
今回は
臨済禅師のお説きになっていることを
お伝えさせていただきました。
普段通りの生活の中にこそ、
仏教の教えを実践する機会があると
受け止めていただき
御自愛をいただきながら
皆さまの残り少ない令和7年の日々が充実したもの
になることを願っております🙏