僕がその「重要なお知らせ」を読んだのは、自宅へ帰るバスの中でした。

全国ツアー愛知公演に行った報告をしつつ、GEMスターになぎちがいないと寂しいよ~なんて書いておこうかと思い、携帯を開いたところで、あの題名が揚がっていたのです。まさかそこに「大関凪」の名前が掲載されるなんて、夢にも思っていませんでしたから、目が点です。

特徴的な、いつも笑顔でのパフォーマンスは、推しではない僕にも強い印象を残しました。歌やダンスの素養がないにもかかわらず、持ち前の根性と運動神経で、並み居るライバルを追い抜き、GEMスターティングメンバーに選ばれました。一見普通の高校生でも、ステージにあがると強い光を放つスターの素質をもつ女の子、それが大関凪さんでした。

彼女は16歳にして人生に優先順位をつけなければならない立場になってしまった。彼女の結論は、日常生活をとり、芸能生活をあきらめることだった。断腸の思いだったのでしょう。

僕は、十代半ばの少女たちに人生を左右する決断と覚悟を強いる、アイドルという職業の過酷さを垣間見た気がしました。正直言えば、もうちょっとなんとかならんかったかと思うこともありますが、既に結論は出てしまっているので、蒸し返してもせんないことではあります。
大関凪さんの今後の人生に、幸多からんことを祈るものです。