地域政党さがみはら 代表 榎本揚助           「さがみはら奮闘記」



一時保護中(児童相談所内)の子どもたちが置かれている過酷な環境などについてご存知ですか?

私自身も市議会議員になってから調査・研究し、詳細を知ったテーマです。とにかく現状が少しでも良くなるようにと、議会でもしつこく取り上げ、もっともチカラを込め取り組んで来たのが、一時保護中の子どもたちへの教育支援の充実(希望する子どもたちに、学校への通学を実現させること)でした。


先ず、一時保護については、虐待を受けた子供や非行の子供、養護を必要とする子供などの最善の利益を守るために行われるものであり、その保護については、毅然と行われるべきだと思っています。

一方で、子供の権利擁護、学習権の保障、そして、子供の自由が守られることが最大限尊重されるべきという観点で捉えると、子供が希望するにもかかわらず、学校への通学がかなわない現状は、少しずつでも是正されるべきだと訴えてきました。


当初、市の見解は、

他都市において通学を認めている事例について研究してまいりますの一辺倒でしたが、昨年度より、オンライン学習環境の整備など、一歩も二歩も寄り添った対応を進めるようになりました。しかし、「通学」については、一歩を踏み出せない状況が続いています。


昨年度の数字ですが、一時保護所の子どもたちの

平均在所日数は36日、最長の日数は330日。

そのうち、小中学生の最長日数は170日でした。

また保護が1か月を超えた人数は69名で、69名のうち、小学生が18人、中学生が30人。


つまり、50人ほどの子どもたちが、1ヶ月以上、学校に行きたくても行けない状況が続いています。

一方、現在は不登校の児童・生徒数も凄まじく増えており、学校へ登校させることだけが、選択肢であってはならないことも承知しています。

大事なことは、子どもたちの居場所があることであり、その居場所を子どもたちが選択できること。


だからこそ、一時保護中の子どもたちが、希望するなら「通学」が叶うよう、今年度も最優先施策の1つとして、行政や児童相談所ともしつこく議論し、何としても実現させます。

古淵駅とイオン・イトーヨーカドー歩道橋上にて実施した能登半島地震の救援募金活動にご協力頂いた皆様、有り難う御座いました。

また事前に募金を託して下さった方々にも感謝申し上げます。

地震が発災して以来、市民の方から私たちに対して義援金や物資を託したいとのご連絡を沢山頂いておりました。

本日14時〜16時までの2時間でしたが、大勢の方からお気持ちを託して頂き、金額にして、14万1千720円をお預かり致しました。

被災地の復旧状況を確認しながら、しかるべき時期に被災自治体へ直接お届けに行きます。
その際には相模原市議会事務局から確認して貰います。

また、お預かりしている大切な募金の使途につきましても、適宜ご報告をさせて頂きます。

今後も継続して行く予定ですので、引き続き宜しくお願い致します。















令和6年度の予算編成方針に、
予算の分析(基準財政モデル)を踏まえた予算配分の見直しと言う文言が入りました。
来年度から行財政構造改革プランの第2期に突入していく中で、新たなフェーズを迎えることになります。

私自身は、国から貰える地方交付税の少なさ等を指摘してきましので、基準財政需要額の考え方や来年度予算についても厳しくチェックをして行きます。
※地方交付税については基準財政モデルを踏まえた予算配分の見直しに当てはまる部分です。

国から貰っている地方交付税ですが、
相模原市は年額236億円です。
一方で、
岡山市442億円。
熊本市408億円。
静岡市272億円。
となっています。
相模原市は人口同規模他都市と比べ、
ぜんぜん国からお金を貰えていません。
因みに、政令市で最大の人口誇る横浜市は710億円の交付税を貰っています。

この交付税を如何に獲得するかが財政運営者の腕の見せ所だと指摘し、これまで財政当局とは侃々諤々
と意見を戦わせてきました。

簡単に言って、国から貰える交付税の計算式は、
基準財政需要額➖基準財政収入額
この財源不足額として、交付税が交付されます。

つまり、誤解を恐れずに言えば、相模原市は財政が健全であるが故に、国から交付税が貰えていないと言うこと。

個人・法人ともに、市民税収入が増加するなど、基準財政収入額は落ち込む所か増えておりますので、本市において基準財政需要額を伸ばしていく事が財政運営上の最大のテーマのひとつと考えております。この需要額の内訳で突出して他市より落ち込んでいるのが、普通建設事業費。そして、商工費となっています。

地域政党さがみはらの基本理念・哲学である、
納税者ファーストの政治を実現するべく、
予算、財政についても、引き続き厳しくチェック機能を果たして参ります。