へら絞り加工の巨匠 | 溶接職人JINの「ものづくり」放浪記

へら絞り加工の巨匠

お客様からのご依頼で
ただいま面白いものを作らせていただいております。


その製品の製作にあたり、
「へら絞り加工」でTV雑誌等でおなじみの
大田区にあります北嶋絞製作所さんを訪問させていただきました。


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へら絞りの加工に関しては、以前のブログでも書きましたが、
職人技全開のすばらしい加工です。


今までは800φが一番大きかったのですが、
過去最高の大きさ「1000φの半球」の加工を
北嶋絞製作所さんにお願いしたのです。


「製品が出来ました」とのご連絡を頂き、
引き取りの為工場をおじゃまして、
出来上がったものを見てびっくり!!





じゃ~ん!!





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で・でかい!!


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写真では伝わりにくいのですが、
かなりの大きさでかなりの重さ!!


半球1個が40~45kgくらいあるので
球体にしたら約90kg!!


「いや~どうやって溶接しよう?」なんて
色々試行錯誤しながら頭を悩ませます。





実際1000φを溶接するとなると、3人掛かりの大仕事!!
持ち運ぶのも一苦労です。


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半球同士を乗せて仮止め溶接していくと
半球の外周寸法が1mmの狂いも無くほぼピッタリ!!


さすが「へら絞り」の巨匠(と勝手に呼んでしまってるんだけど・・・)
ただただ、その精度の高さに感動。
油断したら涙が出そうになりながらも
溶接箇所およそ3000mmを一気に溶接していきます。


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せっかく精度高く絞っていただいたのに、
溶接で失敗する訳にはいきません。


熱さと戦いながら、奇麗な仕上がり目指してがんばります!!