マタイによる福音書1:1~6a
■人の名前の羅列に呆然
キリスト教はどうもなじめない、という方が理由の一つに挙げられるのが
今日から読み始めるこの箇所です。
ルカによる福音書にも逆に遡っていくバージョンがありますが、
このダラダラと長ったらしい系図。
意味が分からん!というご意見です。
そりゃそうですよね。
何かのきっかけで新約聖書を読もうと思い、ページをめくった最初がこれ!!
誰だか分からない人の名前がずらずらと書かれてるだけですから。
■偉人たちの名前?
今日読んでいる1節~6節aには、旧約聖書の
創世記、出エジプト記から始まり列王記上までに出てくる人物の名前が挙がっています。
ページ数でいうと500ページ分くらいあるので、旧約聖書の1/3くらいを占める物語に登場する人物の名前です。
しかしどれも馴染みのない名前ばかり。
かろうじて「アブラハム」はアメリカ合衆国16代大統領リンカーンのファーストネーム、
「ダビデ」はミケランジェロの「ダビデ像」で、聞き覚えのある方もあるくらいでしょうか?!
とはいえキリスト教信者が神と崇めるイエス・キリストの系図だから
ここに出てくる人物はきっと立派な人たちなんやろう、偉人たちやろう、と思われる方も多いと思うのですが、実はそうではないのです。
■ロクデナシ一覧!
たとえばアブラハム。
彼はイエスの祖先(というか全イスラエル人の祖先)なんですが仕事はヤクザな遊牧民。
自分の妻を妹と偽って王様に貢ぎ、エッチの現場に踏み込んで「俺の嫁に手出しやがって!」と恐喝したり、メチャクチャやってます。(創世記12章10節~、20章1節~)
たとえばダビデ。
彼はイスラエル王国の初代国王ですが、部下の妻の入浴を覗き見したり、
その妻が余りに美しいので自分のものにしようとして部下を戦地の最前線に送り込み戦死させたり、もうやりたい放題です。(サムエル記下11章)
たとえばアブラハム・イサク・ヤコブ。
彼らはイスラエルの始祖たちです。
では彼らがそんなに立派な人物だったのかというと決してそんなことはないのです。
むしろ家の中では夫婦喧嘩が絶えず、兄弟はいがみ合い・憎み合い、親子の関係もしっくりいってない、そんな日常を過ごしていました。
この系図は偉人の名簿などではなく、ロクデナシの一覧なのです。
■ロクデナシだから選んだ
イスラエルの神は、簡単に言うと、選りに選ってロクデナシを選んだのです。
選りに選ってアカン奴、ダメダメな人を選んだ。
民族の始祖、私たちの誇りともいえる人々が実はダメ人間だった。
しかし、何もいいところがないのに、だからこそ神に選んでもらえた。
そこに私たちは自らの救いを見出す。
神はロクデナシを見捨てない。
いや、ロクデナシこそを選んで大切にされる。
そのことを伝えるためにイエスはこの世に来たのです。
■人の名前の羅列に呆然
キリスト教はどうもなじめない、という方が理由の一つに挙げられるのが
今日から読み始めるこの箇所です。
ルカによる福音書にも逆に遡っていくバージョンがありますが、
このダラダラと長ったらしい系図。
意味が分からん!というご意見です。
そりゃそうですよね。
何かのきっかけで新約聖書を読もうと思い、ページをめくった最初がこれ!!
誰だか分からない人の名前がずらずらと書かれてるだけですから。
■偉人たちの名前?
今日読んでいる1節~6節aには、旧約聖書の
創世記、出エジプト記から始まり列王記上までに出てくる人物の名前が挙がっています。
ページ数でいうと500ページ分くらいあるので、旧約聖書の1/3くらいを占める物語に登場する人物の名前です。
しかしどれも馴染みのない名前ばかり。
かろうじて「アブラハム」はアメリカ合衆国16代大統領リンカーンのファーストネーム、
「ダビデ」はミケランジェロの「ダビデ像」で、聞き覚えのある方もあるくらいでしょうか?!
とはいえキリスト教信者が神と崇めるイエス・キリストの系図だから
ここに出てくる人物はきっと立派な人たちなんやろう、偉人たちやろう、と思われる方も多いと思うのですが、実はそうではないのです。
■ロクデナシ一覧!
たとえばアブラハム。
彼はイエスの祖先(というか全イスラエル人の祖先)なんですが仕事はヤクザな遊牧民。
自分の妻を妹と偽って王様に貢ぎ、エッチの現場に踏み込んで「俺の嫁に手出しやがって!」と恐喝したり、メチャクチャやってます。(創世記12章10節~、20章1節~)
たとえばダビデ。
彼はイスラエル王国の初代国王ですが、部下の妻の入浴を覗き見したり、
その妻が余りに美しいので自分のものにしようとして部下を戦地の最前線に送り込み戦死させたり、もうやりたい放題です。(サムエル記下11章)
たとえばアブラハム・イサク・ヤコブ。
彼らはイスラエルの始祖たちです。
では彼らがそんなに立派な人物だったのかというと決してそんなことはないのです。
むしろ家の中では夫婦喧嘩が絶えず、兄弟はいがみ合い・憎み合い、親子の関係もしっくりいってない、そんな日常を過ごしていました。
この系図は偉人の名簿などではなく、ロクデナシの一覧なのです。
■ロクデナシだから選んだ
イスラエルの神は、簡単に言うと、選りに選ってロクデナシを選んだのです。
選りに選ってアカン奴、ダメダメな人を選んだ。
民族の始祖、私たちの誇りともいえる人々が実はダメ人間だった。
しかし、何もいいところがないのに、だからこそ神に選んでもらえた。
そこに私たちは自らの救いを見出す。
神はロクデナシを見捨てない。
いや、ロクデナシこそを選んで大切にされる。
そのことを伝えるためにイエスはこの世に来たのです。