昨年の秋に出会って以来、ずっと口ずさんでいる曲がある。

女性シンガーソングライターRayの「きえないで」だ。

英語の原題は
Don't die away .
直訳すれば「死なないで」。

この曲を
私は今朝のクリスマス礼拝のメッセージとして歌うつもりだった。

「あとどれくらい
覚えていられるだろう

この色 この音 この世界

消えないで
今日限りで
生まれ変わろう」

(Ray「消えないで」より)

フクシマの空を
オキナワの海を思い浮かべながら歌うつもりだった。

が、断念した。
急逝した友人と遺された家族のことを思うと、涙が止まらなくなるから。

10:30からクリスマス礼拝。
午後から、その友人の葬儀が始まる。

イエスは
不安と哀しみの渦中にある人に
孤独に苦しむ人に
ただ寄り添うためにこの世に生まれた。

そして今も、
そうやって支え合い
励まし合うことを私たちに求め続けている。

しかし私は
大黒柱を突然喪い途方に暮れる家族を前に言葉が出てこない。

ただ阿呆のように立ち尽くしているだけだ。

寄り添いたくても寄り添えきれない。
支えたくても支えきれない。
そんな、人と人だけでは埋め尽くせない隙間に
神さまはいると信じたい。
いや、いて下さいとイエスに祈らずにはおれない。


どんなにつらくても
みんな
ほんとに
消えないでほしい。

きっと
必ず
新しく生まれ変われるから。

「あとどれくらい
おぼえられるだろう。

あなたの言葉
わたしの言葉を

きえないで
最後まで
耳を澄まそう。」