1月11日に脳出血で倒れた義父の入院先から
6月末、「7月9日でリハビリの期間が終わるので、次の居場所を探してほしい」と告げられた。
大急ぎで
特養、老健を探したが、「胃ろう」の義父の受け入れ先はなかった。
「胃ろう」の扱いは看護士か家族でなければ出来ないため、
どの施設も「胃ろう枠」が極端に少ないのだ。
最短でも「6人待ち」
最長だと「160人待ち」…。
仕方なく介護付き有料老人ホームにアタック。
こちらにも「胃ろう枠」はあるのだが、費用がかさむので希望者が少なく、
そのお陰で自宅から30分圏内にある手頃なホームと出会えた。
それでも月々20万円弱を支払わなければならない。
(他と比べると10万円以上安いのだが…)
義父の厚生年金だけでは足りない。
貯蓄はあるが、それを食い潰してしまうと、
残された義母の介護費用がなくなってしまう。
これがもし、国民年金(2ヶ月で約8万円!)で暮らしている
実家の両親だったら、
そもそも介護付き有料老人ホームなど問題外である。
金とコネがあればどこにでも行けるよ。
と、昔ある議員から聞かされたことがあるが
ほんとにその通りだ。
金もコネもない高齢者は
野良猫・野良犬のように道端で死んでいくしかない。
「長生きなんかしたくない…」とベッドで呟く義父の願いは
「早く死ぬこと」。
見舞う度に義父は「これさえなければ死ねるのに」と
「胃ろう」を指差す。
聖書で預言者たちは「神の国は近づいた!」と叫ぶ。
自分の死に方を選べなくなった私たちにとって
「神の国」とは何だろうか?
6月末、「7月9日でリハビリの期間が終わるので、次の居場所を探してほしい」と告げられた。
大急ぎで
特養、老健を探したが、「胃ろう」の義父の受け入れ先はなかった。
「胃ろう」の扱いは看護士か家族でなければ出来ないため、
どの施設も「胃ろう枠」が極端に少ないのだ。
最短でも「6人待ち」
最長だと「160人待ち」…。
仕方なく介護付き有料老人ホームにアタック。
こちらにも「胃ろう枠」はあるのだが、費用がかさむので希望者が少なく、
そのお陰で自宅から30分圏内にある手頃なホームと出会えた。
それでも月々20万円弱を支払わなければならない。
(他と比べると10万円以上安いのだが…)
義父の厚生年金だけでは足りない。
貯蓄はあるが、それを食い潰してしまうと、
残された義母の介護費用がなくなってしまう。
これがもし、国民年金(2ヶ月で約8万円!)で暮らしている
実家の両親だったら、
そもそも介護付き有料老人ホームなど問題外である。
金とコネがあればどこにでも行けるよ。
と、昔ある議員から聞かされたことがあるが
ほんとにその通りだ。
金もコネもない高齢者は
野良猫・野良犬のように道端で死んでいくしかない。
「長生きなんかしたくない…」とベッドで呟く義父の願いは
「早く死ぬこと」。
見舞う度に義父は「これさえなければ死ねるのに」と
「胃ろう」を指差す。
聖書で預言者たちは「神の国は近づいた!」と叫ぶ。
自分の死に方を選べなくなった私たちにとって
「神の国」とは何だろうか?