“錺金具”と聞いて、どういうものかぱっと想像できる人はどれくらいいるでしょうか?
この“錺(かざり)”という字も、日常生活の中ではそう馴染みのある言葉ではないようです。
錺金具を作っている弊社としては少し悲しい現実です。
ということで、錺金具について少しかみくだいて紹介したいと思います。
そもそも“錺”という字には、金属を細工したかざりという意味があります。
つまり錺金具とは装飾をほどこした金具のことで、一般的にはお寺や神社、神輿、仏壇などを装飾している金具のことを指しています。
「あ~!そういえば神社やお寺って金色の飾りが多いよね。」と思ったあなた。それです。その金色の飾りのことです!
例えば・・・
このような金具に見覚えありませんか?寺社仏閣だけでなく、お城にもよく使われています。
これは「六葉釘隠し」という錺金具です。
釘隠しとは、釘の頭を隠すための化粧金具です。
6つの葉のような形をしているので、六葉釘隠しと言います。
他にも錺金具の種類は何千とあるので、詳細は株式会社竹内のHPをご覧ください。
錺金具が日本に伝わったのは飛鳥時代のことです。
建築物や工芸品をより美しくするという「装飾」の役割と、より丈夫にするという「補強」の役割を担っています。
日本最古の木造建築である法隆寺にもすでに錺金具が使われているのです。
歴史が長いですね。
日本の伝統的な錺金具を後世に残していくためにも、多くの人に興味を持ってもらえるよう、錺金具や仏具の魅力をこれから少しずつ発信していきたいと思います。
