2日目。
(宿の話は、番外編で記録しようかな?)
メインイベント(?)の熊野本宮大社、創建2050年記念正式参拝!!
午前6時〜午後7時までが参拝可能時間だそうです。
まずは基本情報から。
やっぱり行く前に、どんなご祭神なのか、とか、どんな伝承があるのか、とか気になっちゃうんですよね
スピな感性があれば別なのでしょうが、あいにく、出向いただけでは、な〜んもわからないので……誰がいるのか知らないで、訪ねて行くのって、違和感覚えるんですよ……いや、そこに常駐しているのかすらわからないんですが
主祭神は、素戔嗚尊(家津御子大神)。
で、これが同時に、熊野坐大神(くまぬにますおおかみ)、熊野加武呂乃命(くまぬかむろのみこと)ともされている、と。
神仏習合の歴史が古い神社だそうでして、仏教側だと本地仏は阿弥陀如来とのこと。
ちなみに権現信仰(思想)で、那智大社は千手観音、速玉大社は薬師如来と、主祭神が仏の姿でこの世に降臨される、と考えられているんだとか。
それぞれの本地仏が、過去・前世(速玉大社)、現在(那智大社)、未来・来世(本宮大社)のご利益(救済)を授けてくれる、だから「三山全てを回ること」が大事だそうです。
那智大社ほどではないですが、石段の参道(およそ150段くらい?)を登った先が、本殿境内です。
元々は、「熊野坐神社(くまのにいますじんじゃ)」という名前で、現在は「大斎原(おおゆのはら)」と呼ばれる川の真ん中、中洲に、今の8倍もの広さで鎮座していたと。
お引越ししたのは明治24年(1891年)、理由はその2年前の大洪水で流されてしまったためだそうです
残った社殿は移築した、と御神職がお話ししてました。
この熊野川の中枢に、古代より熊野巫大神の鎮座されるお宮が、熊野本宮大社です。熊野本宮大社は過去「熊野坐神社くまのにいますじんじゃ」と号し、熊野の神と言えば本宮のことを表していたものと推測されます。
熊野坐大神の御鎮座の年代は文献に明白ではありませんが、神武東征以前には既に御鎮座になったと云われており、社殿は崇神天皇65年(紀元前33年)に創建されたと『皇年代略記』や『神社縁起』に記されています。奈良朝の頃より仏教を取り入れ、平安朝以後は仏化により「熊野権現」と称し、神々に仏名を配するようになりました。熊野本宮大社は上・中・下社の三社から成るため、熊野三所権現と呼ばれています。また、十二殿に御祭神が鎮座ますことから、熊野十二社権現とも仰がれています。
出典:熊野本宮大社公式サイト「御由緒・歴史」より
記紀のメインの神様以外って、本当に素性が謎。
「熊野権現垂迹縁起」という、1163〜64年にまとめられたとされた古文書がありまして。
そこの伝承だと、熊野坐大神って、唐の天台山から飛んで来たらしいんですよね。
同時に、造船技術を伝えた「船玉明神」としても崇められていたそうです。
大陸から東シナ海に出て、黒潮に乗って、和歌山にやってきた。
そんな人物(一族? 集団?)なんでしょうか?
た、昂まる……ッ!
っていう、なんか、余談だけで長すぎるので、これをまくら話として……続く
和歌山県田辺市本宮町本宮
熊野本宮大社公式サイト
<熊野詣ツアー記録>
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