みなさーんー!まるで真夏のような日が続きますがいかがお過ごしでしょうか?



炎天下でお仕事されてる方には大変申し訳ないんですが…基本この仕事は室内多めなので、いや、むしろ室内ばかり(^_^;)ホント1日部屋から出ないこともザラなので、天気すら疎いんですが…それでもここ最近は暑いと感じる今日この頃…夏が近づいてまいりましたね…。



さて、今日は先日の伊豆レコーディングの音源のマスタリングでした!マスタリングと言うと聞き馴染みがないと思われますが、音源をCDにする際の最終微調整と言えばいいのでしょうか、音の最終トリートメントすることなのであります。そして、本日はmichi.くんとここに来ております!
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SONYの乃木坂スタジオ!
ん?なんか最近SONYばかり…(^^)

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いや〜、さすが国内指折りの大企業の音楽スタジオですから…ホント何もかも半端ないです。内部はまるで要塞か秘密基地…正直何回来ても迷ってしまう…(^_^;)

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写真だと分かりにくいんですが、廊下にズラッとスタジオが並んでまして…この両脇に立ち並ぶマスタリングスタジオの一つに侵入… 

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バーンっとラージスピーカーが前方に3台、これは5.1chのマスタリングも出来るようになってます。同じスピーカーが後方にも2台、そして左下にチラッと写ってるサブウーファーもあります。



まぁ、僕の身長ぐらいあるどデカイスピーカーなんて持ってる人、全国でも珍しいでしょうから(^_^;)基本チェックはこちらでやります。

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B&Wノーチラス805、言わずと知れた名機。当時はブックシェルフスピーカーのリファレンスと言われてました。発売から20年ほど経ちますが、もちろん今でもそのブリティッシュサウンドは健在です。日本ではスタジオモニターというと、ヤマハのNSー10M、通称テンモニばかりですが、逆に欧州のスタジオはB&W製が多いんですね。



僕がオーディオマニアの頃は805は憧れのスピーカーでした。スタジオモニター的であり、音楽的にもちゃんと聴かしてくれる…ハイレゾやら何やら時代が移り変わってもやはり良い音は変わりません…。あ〜、やっぱりいいな…805(^^)



で、高価な機材だけでなく、ちゃんと民生機のラジカセでも聴きます(^^)ここでもバランスチェック。

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ミックスやマスタリングエンジニアさんの凄いところって、単に音を良くするだけでなく、どんな環境で聴いても音源の印象が変わらないようにちゃんとバランスを揃えておられるので、そこはプロとして本当に凄いと思います。

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やはりマスタリング定番のアヴァロンのAD2077や、マンレイのトータルコンプとか…うーん、羨ましい…


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右下のラックはソニーお手製のモニターコントローラーが…何とも贅沢な…う、羨ましい…


無事マスタリング完了後、エンジニアさん達と今時のヘッドホンやイヤホン事情で盛り上がり(^^)ホント、高価なハードばかり売れてね、肝心の中身であるCDは売れないねー…と(^_^;)


まぁ、でも良い音を聴こうとモバイルオーディオやポータブルオーディオが流行ってるのだろうから、まだまだ捨てたもんじゃないかと。次の世代は盤から配信へと形を変えていくのでしょうけど、音そのものが売れなくなっても、この世から音がなくなるわけではない。音楽ビジネス自体が変革の時なんでしょうね…。


今回の音源は自分の中でかなり挑戦させてもらったので…あー、みなさんに早く届けたい!!(^^)発売までしばしお待ちを!



本日も長文&マニアックな話にお付き合いいただきありがとうございました〜