みなさん〜ゴールデンウィークいかがお過ごしでしょうかー?いつもたくさんのいいね!とコメントありがとうございますー!



前回の旅写真が好評だったので、GWに撮影に行かれる方も多いかと、そのままカメラシリーズへと突入しようかと思ったんですが…レコーディングから日も浅いので、せっかくなのでヘッドホンのお話でも(^^)
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はい、SONYのMDR-CD900STです。業界ではお馴染み、レコーディングスタジオは必ずと言っていいほどこのヘッドホンを使っています。




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発売は1989年、音源がアナログからデジタルに移り代わった頃。「for DIGITAL」の刻印が時代を感じさせます。今ではデジタルが当たり前ですからね。



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スタジオモニターと書いてあることからスタジオ使用前提としているのでしょう。締め付けもキツくなく長時間の使用にも耐えられます。そして、イヤーパッド含め細かい部品までバラで購入出来るので長期間の使用も可能です。特にイヤーパッドは消耗品なのでありがたいですよね。この自前のヘッドホンも自分でメンテしながら10年くらい使ってます。



よく周りから「音良いの?」って聞かれますが、正直この問題はとても難しいですね。それはあくまで録音用なのであってリスニング用ではないからです。



低音は弱く、音も耳に張り付く感じで奥行きも少なく、かと言って解像度が素晴らしく良いわけでもない。でも、なんて言うんでしょうか…曖昧さがないと言うか、とても音が分かりやすいんですね。



先日のレコーディングで、このヘッドホンの開発に当時関わっていたエンジニアさんに軽くお話を聞けたんですが、「リズム録りが出来るヘッドホンを」っていう要望があったみたいで、かなりの数のエンジニアさんが試聴を繰り返し音決めしていったみたいです。そりゃもう大変だったと。



いわゆる当時の音のプロたちの耳で作った最高峰の業務用レコーディング用ヘッドホンだったわけなんですね。この30年ここまで録音にこだわって作ったヘッドホンって他にないかと。



音が良いか悪いかの前に、このヘッドホンを使って録られた膨大な数の音楽にまず敬意を払いつつ、この世界を目指す人はぜひマストで使っていただきたい(^^)それ以外の方も自分の耳の基準として、音の基準として900STを使っていれば他のヘッドホンの良し悪しなんかも分かりやすくなるし、自分の音の好みもハッキリしてくると思います。

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ジャックがフォーンなので普通にスマホとかで使うにはミニジャックの変換とか必要ですが(^_^;)その辺は業務用ってことで大目に見ていただいて。



昔は業務用でしたが、現在は家電量販店でも取り扱いしていますので興味ある方はぜひ試聴してみてくださいね。お気に入りの音源持って(^^)



最近はリスニング環境もイヤホン、ヘッドホンが主流ですし、それこそ値段もピンキリなんでハマればハマるほど何が正しい音なのか分からなくなると思いますので、そういった沼の住人の方々にもオススメします(^^)


それでは最後までマニアックなお話にお付き合いいただきありがとうございましたー!また次回お楽しみにー!