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 ブログ記事:「もしかしてその症状、認知症かも?」


ワンちゃんの認知症は「高齢性認知機能障害」と呼ばれ、人間のアルツハイマー型認知症に類似しています。認知症の初期段階では、飼い主が気づきにくいこともありますが、以下のような症状が見られる可能性があります。


食事やおやつの催促が増え、日中はほとんど眠り、夜間に活動的になることがあります。また、正常な範囲を超えてにおいを嗅ぐようになり、排せつの失敗が増えることもあります。他にも、同じ場所でくるくる回る、狭い場所に入って出てこなくなる、壁にぶつかる、単調な鳴き声を上げる、攻撃的な性格になるなどの症状も見られます。


特に7歳以降のワンちゃんにみられる兆候であり、これらの症状がいくつか当てはまる場合は認知症の疑いが高いです。認知症の発症率はワンちゃんの種類によって異なりますが、日本犬種が特に高いとされています。これは食生活の変化が一因とされています。昔からの魚を中心とした食生活から、肉が主体の食事への変化が、不飽和脂肪酸の不足につながり、認知症の発症リスクを高めると考えられています。


認知症の発症が疑われる場合は、動物病院での健康診断が必要です。認知症の改善策としては、日光浴をさせることや、生活スペースを安全な仕様に変えること、介護ケアグッズを利用することなどがあります。飼い主は愛犬の認知症を早期に察知し、適切なケアを行うことが大切です。