最近Youtubeでテレフォン人生相談が
今大人気らしくて私も聞いてみました。
1日に何本も上がってくるので
仕事の合間に流し聴きしているのですが
多分もう50本くらい聞いたかなと。
回答者が弁護士からカウンセラーから
エッセイストや評論家の方など
バラエティに富んだ回答者陣で
法律関係の話などは非常にためになります。
しかしですね。
あくまでこれは私の感想ですが。
これはひっどいなあと思うような回答者もいて
ただの自分の勝手な偏見と決めつけと
自分の問題を相手に重ねているのか
ものすごい勢いで押し付けてきます。
特にひどいのは
幼児教育研究家の大原さんという方ですが
あまりにも根拠のない持論で
強引なお説教をしているのですよね。
この回答者の名前で検索すると
彼女のお説教に納得がいかないという意見が
あちこちに散見していました。
確かにあれはカウンセリングではなく
ただのお説教でした。
私もあまりにもひどいので驚いて
Twitterでツィートしました。
私が聞いたのはいくつかありますが
47歳の結婚している娘と婿夫婦の仲が悪いと
70歳過ぎの母親の相談でしたが、、
婿の様子に困っているとのこと。
婿さんの方は若干アル中気味ではあり
しかしちゃんと働いてはいる。
しかし、娘の方が婿より2.5倍も稼いでる
なのに母親から毎月3万円のお小遣いをもらって
孫たちの大学の入学費も全て
姑である自分が払ったと自負している。
そのこと自体が異常なのだが。
お金には困ってはいないが
娘が婿を嫌がっているなどなど
明らかに姑の自分と娘の共依存の問題なのに
その問題を完全にすり替えて
婿が無能で役立たずだと言いたげでした。
婿さんの立場と居場所が無くて
精神的に参っているように私には感じます。
そりゃーそうだろうなと。
そこでこの幼児教育研究科の方の出した答えは
お母さんあなたのような思いはみんなしてる
70歳すぎて自分の楽しみを探して
頑張って生きていきましょうと。
んんん? お姑が被害者?
何も問題に触れてないけど
これは一体どうなっているんだ???
この問題は自分が家族を支配して
自分が安心を得ているのが最大の問題で
娘夫婦をダメにしているというのに
そのことには一切触れない。
しかも娘とがっつり共依存状態。
これにも一切触れない。
うーん。。
いや70歳過ぎで自分をいきましょう
って言われてもここまで家族を
がっつり支配コントロールして
自分の不安を埋めるどころか
安心を得て成功体験積んでいるのに
今更自分の楽しみを見つけましょうなんて
そんなのあるわけがない。
私は娘だけが生きがいです
と言わせたかった。
この家ではきっと
孫を残した時点で
お姑さんにとって婿養子は他人で
とっくに用済みなんでしょう。
言葉の端々に婿が全ての元凶
とでも言いたそうな口ぶりでした。
しかしこのようなカウンセリングを
聞いてやはり他山の石としなければならない
と思ったのも事実ですね。
カウンセリングする上で大事なことは
いくつかありますが、
どんなにベテランでもまずは
相手のことは知らないのだ
という前提が大事です。
ベテランのカウンセラーでも
自分の問題や自分の人生の投影が起きやすく
相手の人生に自分を重ねてしまい
誤った判断をしてしまいます。
だから
常にカウンセリングをする立場の人は
自分を無色透明に
しなければならない
ということです。
いや、相談の時だけですよ。
私はセラピストを養成する上で
これをとても大事にしています。
そして自分の問題と常に向き合い
解決しておくことも大事です。
自分とこの人は同じだ!!と
思った時点でもうすでにアウト判定です。
ではではまた。
(※協会の電話から直接は受け付けておりません)