ダンサー、ルドルフ ヌレエフを知ったのは、とある日本のバレエ団の公演をTV放送していたから。
森下洋子さん主演のジゼルでアルブレヒトを踊られていました。
残念ながら生の舞台は観たことがありません真顔

ビデオを観て、当時は年齢も重ねていたことから全盛期の踊りでは無かったと思いますが、それでもダンサーとしての演じ方など素晴らしいと感じたものです。



そのヌレエフがキーロフ(現マリンスキーバレエ)にいかにして入団したか?〜から亡命に至るまでを映画化したものが「ホワイト・クロウ」です。

この映画、本当に良かったです爆笑
今のロシアがどうなのかはわかりませんが、ヌレエフの生きた時代、ソビエトはダンサーも常に監視下に置かれ、公演でパリに行った際に資本主義国家に触れヌレエフはソビエトの国政に葛藤をおぼえていきます。

自由に踊りたい。
踊ることへの情熱。

突然の帰国命令。
帰国便が飛び立つ数時間での決断。
鬼気迫るものがありました。

素晴らしい映画です。
ヌレエフ役の方は現役のダンサーさんですが、踊るシーンは見事でした。
ふとした表情、三白眼チックな上目づかいなどがヌレエフに似ていて。
(ヌレエフより上半身がガッチリしていたので、踊るシーンはヌレエフとしてみると違和感が少しあるかもしれません。)

あっという間の2時間でした。
もう一度観たいニヤリ
そして娘にも観せたい映画です。
地元での上映は7/11まで。一時帰国はしているけれど、はたして観に行けるのか…真顔