前回の続きである。
前回の記事は↓
ヨーロッパの主要国だと8月開催の5月終わりの秋春制をとっている。
ただしシーズンによっては5月に終わらない事がある。
ワールドカップや欧州選手権(ユーロ)、南米選手権がある場合だ。これらの大会は各国のサッカーシーズンが終わった後に開催される。
今年でいうと、例えばスペインのリーガエスパニョーラは9月12日に開催して5月23日に最終節が行われた。
その後ユーロ2020が6月11日から7月11日まで行われた。
またスペインを例にだすが、ユーロでスペインは準決勝まで進んだので7月7日まで試合があった。
さて例年ユーロがある年には夏季オリンピックが開催される。どちらも一年延期されたのでやはり今年同じ年に開催された。
オリンピックには24才以下の選手(本来は23才以下の選手だが、今回は一年延期されたため24才以下)および3名のオーバーエイジ選手が出場可能である。
またまたスペインを例にだすが、今回のユーロに出場したスペイン選手の少なくないメンバーが実は24才以下であったため、多くの選手がユーロが終わってすぐオリンピックのため日本に向かうことになった。
7月17日にオリンピックスペイン代表はオリンピック日本代表と親善試合を行なっており、その後オリンピック本戦に入り、最終的にスペイン代表は決勝までいったため、8月7日まで試合があった。
これで今シーズンは終わりになるが、スペイン代表選手の多くがプレーしているリーガエスパニョーラは早くも今週末の8月14日に開幕する。
もちろんオリンピックに出ていた選手はすぐに所属先のチームで試合に出るとは限らないが、とにかく今年はシーズンオフの休みがない状況である。
今回は主にスペイン代表を例に出したが、このようにユーロとオリンピックの開催年は例年に比べて一部の強豪国の選手は非常にハードなスケジュールを送る事となる。
そんな裏事情を知りながらサッカーを見るとまた違った視点で見れるかと思う。
まあ見る方にとってはずっーとサッカーが楽しめる最高のシーズンではあるが。