さて私がおすすめするフィリピン料理はアドボである。
フィリピン人も大好きな定番の家庭料理だ。
アドボとは簡単に言ってしまえばお肉の煮込み料理である。
私がアドボを好きな理由は簡単につくれておいしいのはもちろん、特別な材料や調味料を必要としないことだ。
例えばある中華料理やエスニック料理を作ろうとした時にレシピを見て、オイスターソースやナンプラーを持っておらず諦めたという経験はないだろうか。
単身赴任者だと料理好きでもない限り揃えてある食材や調味料は多くはないだろう。
そんな単身赴任者でもアドボは簡単に作れる。
詳しいレシピはネット検索をしていただくとして、必要な食材と調味料は以下の通りである。
鶏肉(私はモモ肉を使うがお好きな部位で。豚肉でも可)
玉ねぎ
ニンニク
醤油
お酢
料理酒
砂糖
水
ゆでたまご
必要な調味料を見てわかる通り、日本人にとっていたって普通の調味料しか使わない。また味もお酢が香る照り焼き味といった感じでどこか日本風で馴染みやすい一方で、ちゃんとフィリピンテイストでもある。
しっかり味がしみこんだお肉と、味が凝縮した煮汁をご飯にまぶしながら食べる。お肉は酢の効果で柔らかくなっているし、少し濃いめの味でご飯がすすむすすむ。
アドボは家庭料理であり各家庭ごとにレシピがあるほどなので、例え自分流に作ってもそれはそれであなたのアドボである。
特別なコツもいらない料理なので失敗することもないと思う。
ぜひ一度お試しあれ。