ユーロ2020もついに決勝戦を残すのみとなった。

決勝の地はサッカーの母国イギリスのウェンブリースタジアム。


決勝の組み合わせはイングランド対イタリア。

決勝にふさわしいチーム同士の対戦である。


イギリス及びイングランドは大いに盛り上がっている事だろう。


以前のブログでも書いたがイングランドは今回の大会で一つの壁を破っている。

願わくばこのままユーロで初優勝を成し遂げてもらいたい。


(以前書いたイングランドに関するブログは↓)



さて同じくこの時期にイギリスで開催されている世界的なスポーツイベントをご存知であろうか?


ウィンブルドンである。


ウィンブルドンとはテニスの世界4大大会のひとつで芝生のコートがとても美しいのが特徴である。

芝生のコートというのは非常に管理に手間がかかり、また使用できるシーズンが限られているため世界的にも珍しいコートである。


また大会規定で選手は白いウェア及びシューズを着用するよう定められているため、緑の芝生に白いウェアという組み合わせが、他の四大大会に比べてクラシカルな雰囲気を醸し出している。


さて普段私はスポーツ選手のサインなどに興味を持たないが、今のところの人生でこのウィンブルドンで唯一サインをもらったことがある。


もう29年も前のことだ。


当時私は中学二年生で初めてウィンブルドンに行ったのだった。


私がサインを貰ったのはマイケル・チャン選手と鈴木貴男選手。


マイケル・チャンは親が台湾からアメリカに移民した台湾系アメリカ人で、男子シングルス四大大会最年少優勝記録保持者(17歳3ヶ月)であり、その記録は今だに破られていない、すごい選手である。


世界レベルの男子選手は、ほとんどが身長が高く立派な体格をしてパワフルなショットを打つのが一般的だか、このマイケル・チャンは身長172cm、そのプレースタイルはとにかく走ってどんな球でも拾う!

当時私もテニスをしていたのだか、同じアジア系であり、体格のハンディをものともせず活躍する彼の姿にとても勇気をもらった。


ちなみにマイケル・チャンは現在錦織圭選手のコーチをしている。


さてもう一人サインを貰ったのが鈴木貴男選手だ。


ウィンブルドンにはセンターコートを始め、多くのコートがあり、有名選手が登場するセンターコート及びNo.1〜2コートが観戦できるチケットはプレミアム価格だが、安いチケットもある。このチケットは上記のコート以外を自由に見られるチケットだ


下の写真でいうとコート両脇に観客席が少しだけあるコートの観戦ができる

(当時と今ではチケットの区分が違っている可能性もあるので悪しからず)


そんな一般コートでたまたま見ていた試合に出ていたのが鈴木貴男選手だった。


鈴木選手は私より2才年上だったので当時15才だったはずである。15才だとおそらくジュニア選手として出ていたと思う。


ジュニア選手なので一般的にはまだ知られておらず、私自身も鈴木選手の事は知らなかったがなんとなく試合後にサインをいただいた。


しかも負けた試合の後に


でも快くサインしていただきました。


その後鈴木貴男選手は長くテニス会で活躍することになる。

なかでもテニスの国別対抗戦であるデビスカップでは現時点で日本人男子最多勝利数を誇る。


そんな鈴木貴男選手だったが、今年4月に久しぶりにその名前をスポーツ記事で見た。

なんと今年44才で現役を引退したのだ。


まさか今まで現役を続けていたとは思いもしなかったが、なんとなく自分も頑張らなくてはと勇気をもらえた。


以上ウィンブルドンでサインを貰った二人の選手の思い出であった。


なお今年のウィンブルドン男子決勝は現地時間7月11日で、この日は同じくユーロ2020の決勝戦の日でもある。