今週の展望 : Wフォローの騰勢継続 ± 日銀会合

おはようございます。

先週の日経平均は水曜36,200円台から木曜35,200円台まで急落により調整色を強めたのも束の間、NY市場での米長期金利高に伴うドル円の上昇、ハイテク株主導のNY株高の“Wフォロー”により急反発。週末NYタイムの日経先物は年初高水準の36,300円で取引を終えているため、今週けは続伸スタートが予想されます。

テクニカルも「35,000円台後半での持ち合いによる値幅調整後の上値追い再開」優位の形状だけに、今週は上方オーバーシュートによる上値模索トレンドをベースとしながら、火曜の日銀会合の結果とドル円、先物での外資系動向を加減した推移へ。想定レンジは35,700-36,800円。

日銀会合に関しては、国内インフレ動向の落ち着きや石川・能登地震を意識したコンセンサスなりの「異次元緩和の維持」 → マーケットへの影響は限定的...な展開が本線。リスクシナリオとしては、現状維持 → 好材料出尽くし売り、予想に反する異次元緩和策の修正 → 35,000円台半ばまでの下振れなどをケア。週内の海外イベントではECB理事会(1/25)に起因する乱高下に要注意。

東証主力株はドル円の騰勢を追い風としやすい外需系、日経先物高に連動しやすい値がさ株などの優位性が予想されます。

中小型株に関してはスタンダード銘柄がしっかりとした推移が予想される一方、東証グロース銘柄に関しては指数のテクニカル不安を重石とする「日経-アルファ・物色の二極化・マネーゲーム」ムードの継続に警戒したいところ。

本日の戦略 : 日銀会合から逆算したポジション調整!

先週末のNY株式市場は続伸。景気良化とインフレ鈍化の“いいとこどり”の内容で着地したミシガン大学消費者態度指数を好感して過去最高値を更新。日経先物は36,300円(+300)にて取引を終えているため、本日は続伸スタート後、引けにかけても押し目買い・売り方の買戻しが支えとなるしっかりとした推移が予想されます。想定レンジは36,100-36,400円。

本日の戦略 : 日銀会合から逆算したポジション調整!

明日の日銀会合に関しては、現状維持 → 引け後の植田総裁の会見にて緩和修正に言及 → 上昇トレンド内の単発的な株価変動要因として作用...がメインシナリオ。よって、「明日の昼時点での3割前後の余力確保」によるリスク回避策を優先しつつ、好トレンド銘柄から的と条件を絞った強気スタンスを継続。

(当方の日経調整トレンド入りリスクへの言及により)日経高への感応度が乏しい状態の方は、☆ 本日からの新スポッ銘柄の打診買い → 日銀会合後の株数増減。

では 本日もよろしくお願いします!☆