はじめに
- 人工地震ってなに?
- 人為的に地震が起こった可能性のある事例の紹介
- 人工地震で災害を起こすことは可能?
1.人工地震ってなに?
皆さんは、「人工地震」をご存知でしょうか?
人工地震とは、自然に地震が起きるのではなく人工的に地震動を起こすものであります。
「人工地震」と聞くと、都市伝説界隈では、よく話題に上がり、
陰謀であったりと、怖いイメージをお持ちのかたも多いかと思います![]()
でも、実は、人工地震とは、地質調査のために用いられており、地震波の跳ね返りなどを用いて地中を探索するときなどに用いられる地震のことを言います。
反射法による地中探査。
1. 人工地震を発生させる。
2. 地震波が地中を進む。
3. 地層の境目などで地震波が反射される。
4. 反射した地震波を地震計で捉える。
Wikipediaより引用
(Svtsvt - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=6074497による)
都市伝説で取り上げられている「人工地震」は
「人為的要因による誘発地震」である場合が多いので、
厳密に言うと区別が必要になりますが、
本日は「人工地震」と一括りにして話していきます。
では、本題である「人工地震で災害は起こせるの?」に入る前に、
人為的に地震が起こった可能性がある事例を紹介したいと思います。
2.人為的に地震が起こった可能性のある事例
人為的に地震が起こった可能性がある事例は
- 地中に電流を流すことで地震が誘発された可能性のある事例
- ダムの水圧の変化で地震が誘発された可能性のある事例
- 核爆弾を用いて、地震を誘発または発生させた可能性がある事例
などが挙げられます。
①地中に電流を流すことで地震が誘発された可能性のある事例
まず、「地中に電流を流すことで地震が誘発された可能性のある事例」についてです。
地震学の地質調査には、「スパーカー」という
水中に放電し、海底の微細な構造を調査する方法があります。
ソビエト連邦は、この時に地震波が発生することから、
「地中に電流を流したら地震が起きるのではないか?」という仮説を立てました。
ソビエト連邦は、キルギスにある天山山脈(てんざんさんみゃく)で
2.8kAの電流を数百回以上地中に流し込む実験をしました。
・天山山脈
すると、実験の数日後から、地震の回数が増加し、
さらに数日経てば、地震は起きなくなったという結果が出ました。
このことから、「地中に電流を流すことで地震が起きる」と言う仮説が証明されました![]()
以上が、地中に電流を流すことで地震が誘発された事例についてです。
②ダムの水圧の変化で地震が誘発された可能性のある事例
次に、「ダムの水圧の変化で地震が誘発された可能性のある事例」についてです。
このことは、一般的に「ダム誘発地震」と言います。
ダム誘発地震で被害が最も大きかったのは、イタリアのバイオントダムでの事故です。
・バイオントダム
Wikipediaより引用
(VENET01 - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=55306256による)
このダムは、山を利用して作られ、ダムの深さが400m以上もある深いダムでした。
1960年にバイオントダムができ、ダムに水を入れ始めると、ダムの周辺地域に地震が多発しました。
その当時は、ダムの水位と地震には関係がないとされていたので、どんどん貯水量を増やしていきました。
ダムの水位を増やすと、地震が増え、その影響で、山はどんどん脆くなっていきました。
そして、3年の月日が流れた、「1963年10月9日」
この年に記録的な大雨が降ったこととダム誘発地震の影響で山崩れが発生し、
大量の土砂が、時速100km近い速度でバイオントダムに流入しました。
その結果、高さ240m以上の「山津波」が発生し山津波がダムの麓の集落や村を飲み込み、死者が2000人以上でました。
恐ろしいことに、日本はダム誘発地震の存在を認めていません。
なぜなら、日本では、貯水量の多いダムが少なく、ダムの水位と地震の関係がわかっていないためです。
しかし、日本でも、宮城県にある
「荒砥沢(あらとざわ)ダム」で、「山津波」が発生した事例はあります。
・荒砥沢ダム
Wikipediaより引用(河川一等兵 - 投稿者自身による作品, パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=1820839による)
幸いにも、貯水量が少なく大事には至りませんでした。
ダムの近くに住んでいる方は、要注意ですね![]()
以上が、ダムの水圧の変化で地震が誘発された事例についてです。
③核爆弾を用いて、地震を誘発または発生させた可能性がある事例
最後に、「核爆弾を用いて、地震を誘発または発生させた可能性がある事例」
についてです。
2017年9月3日に北朝鮮の北東部にある
「ハムギョンブクドキルクジュン」を震源とするマグニチュード5.7の地震が起こりました。
・ハムギョンブクド
Wikipediaより引用
(Created by Momocalbee, derivative work by Oppashi - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=57207081による)
その場所には、断層がなく、地震の原因が不明でした。
しかし、その数日後、ある「北朝鮮の発表」により、地震の原因がわかりました。
それは、「北朝鮮が核実験を行った」という発表でした。
震源地の近くには、核実験場があることと、
以前、北朝鮮の核実験の際に生じた地震の波形と地震の大きさが似ていたことから、
この地震は人工地震である可能性が高いと見られています。
また、2019年1月2日に北朝鮮の北東部にある
ハムギョンブクドでマグニチュード2.8の地震が発生しました。
これに対し、韓国気象庁は、近くに、核実験場があること、
核実験によって大量のエネルギーが放出されたこと、
ハムギョンブクト周辺には断層が走っていないことから、
「北朝鮮のハムギョンブクトの核実験が誘発した地震である」と発表しました。
また、近年、日本で起きた大きな地震も核爆弾を用いた誘発地震である可能性も噂されています。
以上が、核爆弾を用いて、地震を誘発または発生させた可能性がある事例についてです。
3.人工地震で災害を起こすことは可能?
では、これらの事例を交えて
「人工地震で災害は起こせるのか?」考察していこうと思います。
皆さんは、これらの事例を見てどう感じましたか?
おそらく、皆さんと僕が感じたことは同じであると思います。
人工地震で災害は起こすことは可能であり、もうすでに起こっている可能性もあります。
人工地震で災害を起こすためには、先ほど紹介した事例の方法を用いると起こすことができます。
例えば、大きなエネルギーが溜め込まれている断層の近くに電流を何度も流し、
小規模の地震を発生させ、大きな地震を誘発することや、
核爆発のエネルギーで、大きな地震を誘発することなどが挙げられます。
人工地震で災害が起こった可能性がある事例は、今から言う、キーワードを組み合わせて想像で考えてみてください。
「原子力発電所」
「韓国気象庁が認めた核爆弾による誘発地震」
「人為的要因で起きた(山)津波」
「大きなエネルギーが溜め込まれている」
おわりに
以上が本日の内容になります![]()
初めての都市伝説の記事ということで張り切って書きすぎてしまいました![]()
人工地震については奥が深いのでまた別の機会にお話しできたらなと思います!
⭐︎オススメの記事はこちらから
ではまた〜👋




