米国の元大統領セオドア・ルーズベルトの愛称、テディー。この本は様々なテディーベアが個性豊かな表情で多様に演出されている。収集価値のあるテディーベアであるが、この世にたったひとつの only oneテディーベアに会ってみよう


今、流行りの韓国のファッションは?


Q:マダム姜(きょう)さん、自己紹介をお願いします。姜南淑(キョウナンシュク神戸在住
日本生まれの韓国籍
1970年 大学卒業後、神戸で高校教師を務める。
1973年 結婚し東京へ。
1980年 吉祥寺<キウトハウス耶馬>の教室でキルト、作家小野山タカ子に師事、同パッチワーク教室講師
1985年 その後、神戸へ戻る。
1989年 簿記1級の資格取得後、父の会社の経理
    の仕事に専念
1999年 7月 神戸大丸文化教室 <キャシー中島キルトサロン>でキャシー中島にハワイアンキルト師事
2003年 9月 キャシーマム神戸店教室 ハワイアンキルト講師
2004年 ケンタッキー州バデューカ・テキサス州ヒューストンの両キルトコンテスト、アップリケ部門で入選
2010年 講師クラスを退会し、本格的に大好きだったテディベア制作開始。その後、<メモリーズテディベア>オーダー制作
2012年 8月東武デパート池袋店で催事
     9月15日「マダム姜のテディベア」の本出版
版元:亥辰舎(いしんしゃ)
      9月 本の出版記念の個展
     (神戸市ギャラー千代)

2013年 2月 大阪阪急うめだデパート本店
      和雛(わびな)コレクション展の催事
      3月 大阪阪急うめだデパート本店
      日本テディベア協会主催の「テディベアコンベンションWEST IN うめだ阪急」で催事

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Q:テディベアにいつから興味を持ちましたか? きっかけがありましたか?本格的に作業を始めたのはいつからなのか、教えてください。(本のP46ネクタイのテディベアの写真)  

三年前に父が亡くなり私もとても悲しかったのですが長年父の健康を気遣いながら連れ添ってきた母の落ち込みは傍目にも痛々しいほどでした。「ハルモニが悲しんでいるのに何にもてあげられない」と嘆く私に次女が「ハラボジのネクタイでハルモニにテディベアを作ってあげたら、世界中の人が愛しているテディベアなら癒してくれるんじゃない?」と勧めてくれました。
それで試行錯誤の末に生まれてきたのがこのネクタイをしたベアです。残念ながら母も後を追うように他界してしまいベアを見てもらうことは叶いませんでした。その代わり、私が両親を思ってつくったベアを見た友達から、着物でベアを」、「母の形見のチマチョゴリでベアを」、「ネクタイでベアを」と頼まれるようになりました。母には手渡せなかったベアだけど、その思いがあるからこそ、今私のベアで癒され元気になってくださる方に思い出の布でベアをつくって差し上げたいと強く思う気持ちが今日につながっています。そして2010年に入ってから本格的にテディベア制作と<メモリーズテディベア>オーダー制作を開始。

Q:テディーベアの作業をしながら特別感じる魅力がありますか?
一枚の布地が愛くるしいテディベアに生まれ変って行く過程で
創り出す作家も それを手にする人たちも同じように癒されて、
優しい気持ちになれる、それが世界中の人に愛されつづけている
テディベア達です。テディベア誕生111周年を迎えた今でも色あせることがないすごい力を持っているベアたちに魅力を感じます。

Q:デザインに掛かる時間は?(一体のテディーベア誕生まで、普通製作期間はどのくらいか)また、最も工夫するのはどこですか?
新しい家族を迎えるような感覚で可愛がってもらいたいテディベア創りは時間がかかり苦労した分、完成したときの嬉しさは格別です。本来のベアは毛足があるフアーなどを使いますが私のベアの特徴は色々な布地でつくるベア達です。
パッチワーク歴30年のキャリアを生かし私は丹精込めて丁寧に仕上げるように心がけています。私の得意なパッチワークベアもつくります。特に配色に時間をかけて、次にベアの顔の表情と全体の完成度にこだわります。色合いが決まったら一気に取りかかり仕上げていく。(1ヶ月に2~3体位。)メモリーズベアはオーダー頂いてお客様と一緒にデザインを決めるので念のために3ケ月の期間を頂いております。



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Q:作業過程やエピソードも教えてください。
(本のP12ログキャビンのパターンの写真)
ウエルカムベアとして小さな子供くらいある大きなベアを作った時のことです。大きすぎて合うハードボードジョイントが中々手に入らなくてつくり直しの繰り返しでした。その度、ジョイントがうまく行かず 首、手、足を5回もやり直すことになってしまった。3キログラムも入っているベアの綿を全部取り出すたびに圧縮された綿が大きくふくれ上がり部屋が銀世界に。白い綿の山ができました。綿に埋もれてひたすら作業に夢中になっていたらいつの間にか全身が雪だるま状態に。あのときの自分の姿を今でもなつかしく思い出します。でも可愛いベアが仕上がったときは本当に嬉しかった。私の自信作のひとつになりました。

Q:販売もしますか? お客様の反応はどうですか?
マダム姜のテディベアをひとりでも多くの人に見て頂きたいので個展、デパートの催事に積極的に参加するようにしています。その場所で販売もしています。パッチワークベアは他ではあまり売られてないのでとても好評でした。メモリーズのオーダーの仕事で今年の1月に2体のベアをお客様に納めました。祖父母が思い出の布地で誕生日にベア(女の子は着物地、男の子はネクタイ)を2人のお孫さんへのプレゼントです。父親のネクタイで作ったベアをもらった男の子が「パパのネクタイのベアだ。」と大喜びしている画像が私のパソコンに送られて祖母さんからの嬉しそうなお礼の言葉を頂きました。このように色々な人達に喜んで頂ける機会に接しテディベア作家として本当にやりがいを毎回感じさせられています。

Q:教えてもらえるなら、最も高価な作品はどれですか?
(P14 ベルベットのクレイジーキルトの写真)
ベルベットのクレイジーキルトのベアは素敵なアンティークの布地を使いました。パッチワークの技法と刺繍が入りとてもゴージャスなベアは私の大好きな作品です。タペストリーが付いたセットで 価格:10万円程

Q:最も愛着のある作品があったら、紹介してください。
(下:本の表紙の写真のパッチワークベア)
「マダム姜のテディベア」の表紙の写真のテディベアは私にとってはメモリーズです。これは小学生だった頃の娘たちのために2体のベアをつくろうと私がかつて1針1針ピース(アクスヘットのパターン)を縫い合わせた布を使いました。そのときは 1体だけしか仕上げられなかったのですがもう1体を本の出版を機に完成させることができ娘たちも喜んでくれました。家族の大切なベアなので一番 愛着があります。

Q:作品は多いと思われますが、どこに保管してありますか?
私の工房に仕事場があり テディベアを飾る棚と保管場所があります。

Q:写真集を出したきっかけは?
ベアを作るようになってからテディベアを仕事にすればいいじゃないと言ってくれる友達もいましたが果たしてそれでやっていけるのかどうか?素晴らしいバックを創作されている川本恵美子(ルネッサンスバック作家)に私のベアを見ていただき駄目だったら諦めようと先生を訪ねました。川本先生は「人間って自分が念じてやってみようと思えば必ずそっちの方向にいくものよ。やってみなさい。」と肩を押して下さいました。独学のベア創りは試行錯誤の連続でした。ベアをつくり続け30体をこえた頃に斉藤正子(ビーズジュエリーアーティスト)と一緒に私の作品を見に来てくださりお二人の先生の推薦で本を出すことになりました。「マダム姜のテディベア」本の出版に際し2人の先生から序文を頂いている。

Q:これからの作業計画についても教えてください。
(新しいメモリーズのパンフレットの画像)
世界で「only one 」のメモリーズベアの仕事に
力を入れてこれからも頑張っていきたい。「マダム姜のテディベア」をひとりでも多くの人たちに見て頂き愛されるベア作家として個展、又 日本テディベア協会主催展など色々な催事に意欲的に参加予定。いつか私のふるさと韓国で個展を開く夢を叶えたいと思っています。


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