◆  朝日新聞  週刊まちぶら 関西ワイド 奈良フードフェスティバル | 古都奈良発! 日本一のシニア向け起業準備コンサルタント

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◆  朝日新聞  週刊まちぶら 関西ワイド 奈良フードフェスティバル

 



 朝日新聞

http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000131209250001








◇地元食材×プロの技


地元産食材を使い、一流シェフが腕を振るう――。3年前から奈良県などが開いている「奈良フードフェスティバル」。4回目を迎える今年はイベント名を「シェフェスタ」と銘打ち、奈良県内を中心に東京や大阪のシェフらが、より手頃な値段で、カジュアルに料理を楽しめるスタイルに。第1弾として29日~10月14日、同県北西部の河合、広陵両町などにまたがる馬見(うまみ)丘陵公園で開かれる。




 フェスティバルが始まったのは2009年。お手本にしたのが、長野県軽井沢町で06年から開催されていた食の祭典「クーカル」。有名シェフが地元産食材を使うことで、シェフにも客にも食材のPRができるイベントだ。奈良県マーケティング課の当時の担当者が「奈良でも同じイベントができないか」とクーカルの運営会社に打診。東京や関西の一流シェフを招いて、奈良公園で第1回のフェスティバルの開催にこぎ着けた。






 第1回は参加シェフ21人のうち、県内のシェフは1人だけ。だが、徐々に県内のシェフの割合が増え、今回の馬見丘陵公園では15人のシェフのうち9人が県内だ。


 調理施設のある花見茶屋を利用して、毎日、県産の肉や野菜を使ったピザが出される。


 1枚1千~1500円程度。土・日・祝日にはシェフが日替わりでパスタやカレーを作り、提供する。値段は1皿1050円が基本。奈良市のフランス料理店「ビストロ ル・クレール」の吉崎公浩シェフ、兵庫県西宮市のイタリア料理店「イ・ヴェンティチェッリ」の浅井卓司シェフら有名店のシェフが腕を振るう。特にカレーはお薦め。普段は店のメニューにカレーがないフレンチやイタリアンのシェフが作るため、会場でしか食べることができないためだ。






 実行委員のディレクター大掛(おおがけ)達也さん(37)は「ポピュラーなメニューで一流シェフの技を感じてほしい」。休日には県内の農家などが野菜や果物を販売するマルシェも設けられる。






 第2弾は観光シーズンの10月27日~11月11日、奈良市の奈良公園にある登大路園地で開かれる予定。






 ▼アクセス▼


 馬見丘陵公園の会場へは、近鉄田原本線池部駅から徒歩約17分。近鉄大阪線五位堂駅から路線バスで約15分、「馬見丘陵公園」下車。車は西名阪道法隆寺インターチェンジから約15分。駐車場は臨時も含め810台分ある。






 ◆古民家改装しカフェ


 住宅街の中にある「cafe OMO屋」は、築50~60年の古民家を改装した。河合町出身の竹田新吾さん(29)が東京のカフェで約6年間経験を積んで地元に戻り、2010年5月にオープンした。和洋中、アジアンとメニューも豊富で、ランチ時には満席になる。「お客さんには落ち着けるとよく言われます。長居も大歓迎」。火・水・木曜は午前11時~午後7時、金・土・日曜は午前11時~午後10時。月曜・第4火曜定休。電話0745・57・1162。






 ◆保存料なし 安心和菓子


 江戸時代終わりから続く老舗の和菓子店「菓子安」。店を切り盛りする青木康晴さん(39)は4代目の店主。保存料は一切使わず、小豆は十勝産を100%使うなど国産の材料にこだわっている。「日持ちはしないけれど、小さい子どもにも安心して食べてほしい」。人気は5本で475円のみたらし団子。一般的なものと違って甘くなく、「お酒のアテにもお薦め」。午前9時~午後6時半。水曜定休。電話0745・56・2163。






 ◆ひと味違った理髪店


 アメリカのガレージのような外観の「ALARM HAIR」は、店主の上村英雄さん(40)の祖父の代から続く理髪店。「従来の床屋のイメージを壊したい」と、店内もアメリカンカジュアルを意識した雑貨が並ぶ。美容室で髪を切っている男性を狙い、うたい文句は顔そりのできる男性専用のヘアサロン。「友達の家に遊びに行く感覚で来て欲しい」。午前9時半~午後7時。予約優先。月曜・第2第3火曜定休。電話0745・56・5570。






 ◆歴史と公園の自然と


 「公園館」は南北に長い公園のほぼ中央に位置している。古墳をイメージしたドーム形の建物が目印だ。館内には、様々な形をした古墳の模型のほか、太刀や勾玉(まがたま)など古墳の出土物の複製品が展示されている。園内で見られる野鳥など自然を解説した展示もある。受付のスタッフの守川弘子さん(69)は「公園は四季を通じて花が絶えません。別の季節にも訪れてください」。午前9時~午後5時。月曜休館。電話0745・56・3851。









 □■=記者ナビ=■□


 ◎「うまいもの」あり


 大和(やまと)まな、大和丸なす、宇陀(うだ)金ごぼう――。シェフェスタで使われる大和野菜の数々だ。奈良県外の人には、なじみの薄い方も多いだろう。会場は駐車場も広く、県外からのアクセスもしやすい。「奈良にうまいものなし」と思わず、一度足を運べば新たな発見がありそうだ。




 大和野菜を普段家庭で食べている人にとっても、家庭での調理方法とは全く違った食材の味が楽しめる。昨年は、花みょうがを使ったピザなど意外な食材の取り合わせがあった。




 馬見丘陵公園付近には南北7キロ、東西3キロの丘陵地に全長約220メートルの前方後円墳、巣山(すやま)古墳(国特別史跡、4世紀末~5世紀初め)など大小8基の古墳が点在する。シェフェスタの期間中、フラワーフェスタも開催され、ダリアやコスモスなど様々な花を楽しむことができる。食後はのんびり散策してみてはいかが。