主な出演者
龍村圭以 （入山法子） 龍村ファーム・オーナー
白い女 （ 〃 ） 安原霧子
北川弓月 （姜暢雄） 怪我で挫折した元ダンサー → 龍村ファーム使用人
日浦晴香 （京野ことみ） 圭以の異父姉
荻野克次 （逢坂じゅん） 龍村ファームの使用人頭
荻野美知子 （広岡由里子） 克次の娘
龍村玄洋 （榎木孝明） 圭以の父の双子の兄
御田園洋一 （戸次重幸） 若手企業家、圭以の婚約者
蓮見依子 （中田喜子） レストランオーナー、御田園を可愛がっている。
影山仁 （大沢樹生） 弁護士、依子の愛人
安原浅子 （岡まゆみ） 白い女・霧子の母親
木嶋誠吾 （鶴田忍） 龍村家の顧問弁護士
鹿野良夫 （本村健太郎） 運送店
第13話
チーズ工房に侵入していた白い女、鹿野に見つかり逃げ出す。
白い女・霧子が入院していた病院前、
弓月を追ってきた晴香。
弓月、霧子は命の恩人であることを話す。だから力になりたい。
加えて、
弓「それに、似てるんです。僕の知ってるある人に。」
晴「そう。。（以下独白：好きなのね。その人のこと。）」
晴香、圭以と御田園が婚約を申し出たこと、
しかし仲は良いらしいこと、
自分にも縁談がきたことを話す。
祝福する弓月。
晴「ありがとう。。。」と寂しく笑う。
バスが来るのが遅いため、歩いてかえることにする二人。
一部始終を見ていた影山、依子に電話で報告。
依子、このことを、圭以と晴香の仲を引き裂くことに利用するつもり。
ファームに帰った晴香、
一昨日のことが尾を引いているのか、ギスギスした物言いの圭以。
自分のレストランで出すため、チーズの試食と契約に来た依子と影山。
克次、無用心にも、「チーズ製造室」の鍵を工房に放置する。
お勝手、
晴香と影山。
病院のことについて、わざわざ電話してきた理由を尋ねる晴香。
影山、晴香が白い女に興味を持っていたようだから教えたのであって、
別に弓月の居場所を教えたわけではないと言う。
しかし、
晴香独白
「この人は気付いている。私が弓月さんに特別な感情を持っていることに。
そして、それが私の一方的な思いに過ぎないということも。」
チーズの取引に関する契約を交わした後の圭以と依子。
依「元ダンサーの。。。なんとおっしゃったかしら。。。」
圭「弓月さん？」
依「あ！そうそうそう弓月さん。昨日偶然お見かけしたのよ。
晴香さんとお二人で歩いてらしたところ。」
圭「・・・・」
依「フフフ。肩を並べて仲良く歩いてらしたわあ。。
お二人、お付き合いしてるのかしら？
どうりでねえ、晴香さん。結婚話に興味を示さないはずよね。」
圭「・・・」
依「お二人とも、とてもお似合いでしたもの。」
圭「お姉さんが。。。弓月さんと。。。」
依「あらあ、その御様子じゃ、ご存知なかった？」
圭「・・・・」
突然現れる龍村貴金属・宮下社長夫人、
晴香の縁談相手の外交官・大貫を連れてくる。
さりげなく大貫の足を引っ張る依子。
さらに、
物陰で宮下夫人に注意するよう吹き込む。
「ああいうお金持ちは、結婚も金儲けの手段くらいにしか思ってないのよ。
お気をつけ遊ばせ。」
続いて宮下夫人、
圭以と二人きりになった所で依子のことをさげすみ、中傷する。
玄洋の部屋、
大貫を押し倒してキスをする玄洋。
大貫、あわてて逃げ出す。「結婚なんてごめんだ！」
克次、一時紛失していた「チーズ製造室」の鍵を見つける。
夜、
圭以、昼間の依子の、弓月と晴香が一緒だったという言葉を思い出している。
そこへやってきた晴香。
圭「昨日も出かけたそうね？」
晴「ええ、あなたが東京に出かけたって聞いて、私も。」
圭「どこへ行っていたの？」
晴「どこって。。いちいち報告しなきゃいけない？」
圭「何もそんなこと言ってないわ。
お姉さんがどこへ行くのも自由だし、誰と会うのももちろん自由よ。
でも、行き先くらいは言っておいてくれないと、何かあったときに困るから。」
晴「弓月さんと会ってたの。」
圭「・・・・」
晴「あなたが聞きたかったのはそのことでしょ？」
圭「・・・・」
晴「そうよ、私、弓月さんに会いに行ったの。」
圭「・・・」
晴香独白
「なぜそんなことを言ったのか、私にもわからない。
いいえ、本当はわかっていた。弓月さんと妹と私。
この三人の不安定な関係に、どこかで決着をつけたかったのだ。
それこそが、巧妙に仕組まれた罠だとも知らないで。」
チーズ製造室に侵入する何者か。男？
圭以、晴香の姉妹をめぐるそれぞれの陰謀や思惑が入り乱れます。
結束すべき姉妹の仲も、弓月に対する思いのせいでままならないものに。
とはいうものの、
一視聴者としては、圭以と晴香のギスギスとした会話がたまらない。
本音のところはまだ隠したままの、思いのぶつけ合いが心地よい。
次回は、
チーズ製造室関係で大騒動が起こる様子。
楽しみです。