秩父巡礼第一番 誦経山 四萬部寺 | 空と海・・・ときどき山のブログ
 
所用があって埼玉県に行きました。
片道九時間の0泊2日で
SAで弁当を食べ、歯を磨き、車中泊。
・・・というか椅子を倒して寝る。
車内がせまいですから、首があらぬ方向に
曲がりハンドルでひざを打つ。
顔面の頬に車のピラー跡が付いていた。
 
5時間ぐらい寝たでしょうか、
何やら周りが騒がしい。
どうやら道の駅で寝ていたので
朝市が始まるらしく野菜の運搬で
私の車が邪魔っぽい。
その道の駅はトイレもキレイで
治安も良かった。
埼玉県深谷市はネギが有名なのだな。
新札のお顔になる渋沢栄一の出身地なのかな。
 
用事は、午前中に終わったので
午後からお寺に行ってみた。
 
 
 
 
 
 
 
 
お寺の説明板を読みました。
 
誦経山 四萬部寺(ずきょうざん しまぶじ)
 
この札所は妙音寺とも称し、
秩父札所観音霊場三十四ヵ所はここから始まります。
寛弘四年三月、播州書写山性空上人の
『武蔵国秩父は観世音菩薩有縁の地なり、
彼の地に生きて教化せよ』と
師の命を奉じて弟子幻通はこの地に至り
里人を教化し、朝夕妙典四万部を読誦し
供養を行って経塚を築き、
秩父第一番の霊場としたという縁起があります。
本堂は三間四面、表一間に軒唐破風の向拝を
配し、千鳥破風をふした入母屋造りで
秩父札所中、特に整っており
昭和三十三年三月埼玉県文化財に
指定されております。
元禄十年十二月二十二日、
造営の棟札が現存し秩父地方きっての名匠
藤田徳左衛門吉久によってなり、宝暦六年
江戸浅草購中の寄進により、江戸の工匠
神田清助長則が補修をしています。
様式は唐様からなり構造装飾ともに
中期においての代表的な技法をこらし
秩父地方における社寺建造物の規範となった
建物であります。
天井には狩野常信の弟子 包素齊休世常耀益之
の描いた龍画があります。
本尊は聖観世音菩薩立像一木造り
江戸時代の作であります。
例年八月二十四日の大施餓鬼会は
関東随一と云われております。
 
昭和四十年一月二十五日 
秩父市教育委員会指定