だいぶ間が開きましたが前回からの続きです。
八郎山山頂(串本町田原)から那智勝浦町浦神方面へ下山するような感じで
全く同じ道を辿ります。
最初に地図を見せた方が分かりやすいでしょう。
写真が小さくて見えにくかったら画像をクリックすれば拡大できる。
三郎山から八郎山の山頂は例えて言うなら、ひらがなの『し』みたいな感じかな。
左側の地図の赤い×は道をまちがえて引き返した所。
赤い×の上のななめに表示されている直線は『33』鉄塔から太田方面に延びている電線。
熊野古道 大辺路 清水峠に行けなくもないが今のところ、
道普請されていない感じなのでシダ植物の藪こぎで身体中、マダニだらけに
なるかもしれないので私は行かない。
この辺の山は縦横無尽に尾根がのびていて道標や看板はほとんどないので
遭難しやすい。
とりあえず『33』鉄塔まで戻ります。
ピンクテープは地籍調査隊が張ってくれたのでしょう。
『33』鉄塔まで戻って左側(太田方面)を見ると別の鉄塔が見えます。
あれが『32』だがなかなかの距離です。
遠回りしてもあそこに確実に辿り着ける保障がないのよ。
電力会社が刈り開きしてくれたであろう山道を下って谷へ降りる。
今年6月の登山だが誰かが草刈りした跡がある。
谷へ向かってどんどん山道を降りるわけだが、道は不明瞭で岩場も点在。
ルートファインディング能力
(山道を見失ったときに地図やコンパスを用いて正しいルートを選択し導きだすこと)
が問われる・・・
という事は、この登山は初心者向きではない。
当日、谷へは二回降りたがこれは一回目の谷。
谷は二ヶ所とも水がほとんど流れていなかった。
一回目の谷は、川へ降りたら20mほど川上へ遡上すると写真の赤い看板が
見つけられるが、そもそも登山用の山道ではないので
看板が見つけられるかどうかが難しい。
ここが「32」鉄塔。
刈り開きされた道がまるで天国へいざなっているようだが、
この後、また谷へ降りる。
鉄塔が大地に仁王立ちし『お~い、ごくろうさん』と笑っているように見える。
蒸し暑さのせいで私の頭がぼんやりし鉄塔が擬人化して、そう見える。
谷へ降りてまた坂を上がり、「31」鉄塔に辿り着く。
この辺りが、辻というか山の中の交差点になり道に迷う。
左へ行くとこの「31」鉄塔、直進して峠を降りると太田(庄)側のトンネル出口、
右へ行くとそのトンネルの真上。
トンネルの真上で道に迷い、6月の蒸し暑さで体力が底を尽き、リタイア。
トンネルの浦神側へ強引に下山する。
トンネルは通れない。
昔は通れたが、バイパス建設の為にまた通すのではないかな。
トンネルが『通行不能です』
この手前で熊野古道 大辺路 浦神峠があり、そこは通れる。
トンネルから林道を歩き、お寺方面へ帰る。
途中にある旧ゲートボール場の空き地、ここがかっての『二郎山』です。
国土交通省の3級基準点がそれを物語るのか。
所要時間 7時間1分
休憩時間 46分
距離 7,6km
歩数 17,855歩
次回は、一郎山です。
(この山行をまねて事故に遭われても自己責任で)