かねてから気になっていた幻の妙法街道を探してウン年。
3年くらい掛かっていたのだろうか?
過去の記事『グーグルマップの精度』も妙法街道を探していたときのものである。
和歌山県那智勝浦町内のおじさんと話していると
『勝浦の焼肉店が所有している別荘みたいな建物の裏山にあるわ』
私 『有難う御座います。では、行ってみます』
おじさん 『やめときって。無理だって』
私 『・・・ ・・・』
(おじさん、すまん。とにかく行ってみるわ)
深山幽谷とでも言うべきか、ただ車道が異様にせまい。
そして携帯が圏外だ。
駐車場のような広場へ車を停める。
標高はそんなに高くない。
水がほとんど流れていない川沿いに鉱石の精錬釜跡(?)がある。
今回歩いただけで5ヵ所の釜跡を見つけた。
(スタートとゴールでそれぞれ1ヵ所。道中で3ヵ所)
カラフルなビニールテープを木の枝に張りながら歩こうと
計画していたのですが肝心のテープの購入を忘れたので
何か目印になるものはないかと思っていたときの釜跡です。
誰も来ない所でしょうから看板や道標がある訳がない。
湯川とか二河とか三川小学校とか川が付く地名が多い所ですから
山奥に川が多いのはうなづける。
しかし、意外と前日に雨が降っても川の水が少ない。
途中で山道を見失い、ガケのような斜面を登る。
正規のルートを完全に逸脱しているように思う。
日が差しているという事は尾根は近い。
登りきると版築というのか、段築というのかが現れる。
これの途中にある左側斜面の下り坂を探す。
この版築を端の方まで歩き切ると少し開けた山頂から桧曽原の集落が見えた。
(写真は撮り忘れた)
ただ山頂から下りの山道が見つからず藪漕ぎ
(やぶこぎ=登山で道の無い藪の密生地をかきわけて進むこと)になるので
引き返した。
私は極力、藪漕ぎはしたくない。
マダニが恐いから。
案の定、藪漕ぎをしなくても帰りの車内でマダニがズボンやらリュックサックに
付着しているのを発見する。
何かしら人為的な山道を下る。
おそらく林業関係者が歩いたのだろう。
小川の対岸から桧曽原の集落を発見する。
ひと気はないが生活感はある。
たしか人が住んでいる民家が一戸はあるはずだ。
2019年1月16日 記録は全て片道
所要時間 1時間40分
歩数 5986歩
歩いた距離 3,93km
早山信武様 情報提供ありがとうございました。
次回に続く