有形登録文化財 建造物・記念物 史跡 | 空と海・・・ときどき山のブログ

 気になる文化財の名称を広辞苑で調べてみた。

 懸仏(かけぼとけ) ▽

 銅などの円板状に神像・仏像の半肉彫りの

鋳像をつけたり線刻したりして内陣にかけて拝んだもの。

神仏習合の信仰より生まれ鎌倉・室町時代にかけて盛行。

 厨子(ずし) ▽

 (本来厨房において食品・食器を納めた棚形の置物)

 仏像・舎利または経巻を安置する仏具。

 両開きの扉がある。

 

 種別        指定区分     文化財名称  員数 指定年月日 所在地    所有者

有形登録文化財

  建造物     国指定 日本基督教団紀南教会 1件  平18.8.3   下里 日本基督教団紀南教会

 

    

 『基督』と書いてキリストと読むんだな。

 大正14年(1925年)に西村伊作が設計し建てられた。

 翌年、大正15年に元号が変わり昭和元年が始まったそうな。

 真夏に咲くハマボウが開花していた。

 那智勝浦町下里の江川沿いにある。

 

記念物

  史跡  国指定 下里古墳           1件  昭51.2.24  下里  那智勝浦町

 

  

 太田側河口に造営された単独の前方後円墳で、

時代をみても著名な仁徳天皇陵よりも古く、

4世紀後半から5世紀始めのものとみられています。

全長約50m、前方部幅約10m、後円部直径約21,5mで、幅約5mの周溝が

あったことが確認されています。

 石室は墳丘の東西にとる主軸に沿って後円部に築造された竪穴式石室で

砂岩の割合と河原石を用い、西壁は丸みをもたせている。

 県下では数少ない平地に造られた本州最南端の前方後円墳です。

 

    国指定  熊野参詣道        1件    平12.11.2 和歌山県・奈良県・三重県

 

   

中辺路 大雲取越え(世界遺産)       中辺路 大門坂(世界遺産)

   

中辺路 かけぬけ道(世界遺産)       多富気王子跡

 

   

市野々王子社跡                  浜ノ宮王子社跡(世界遺産)

 

   

中辺路 小狗子峠(世界遺産)        大辺路 駿田峠(世界遺産)

 

   

大辺路 二河峠(世界遺産)          大辺路 清水峠(世界遺産)

 

      国指定  熊野三山       1件  平14.12.19   和歌山県・三重県

      県指定  山上不動堂跡    1件  昭33.4.1     那智山  熊野那智大社

 

        山上不動堂跡

      滝尾根道沿いにある。

      壊れた看板以外とくになにも無い。

 

      県指定  亀山天皇御卒塔婆建立地跡 1件 昭33.4.1 那智山  熊野那智大社

      

        那智ノ滝、滝壺へ行く石段の途中にある。

      看板を拝読 ▽

      『中世以後、上皇・法皇が熊野に詣でられたときに

       木製の牌を立てられました。

       ここは亀山上皇が弘安四年(1281年)に立てられた

       牌の写しを立てたものです。

       皇室の那智山における信仰を知る資料として

        大切なものであります。』

 

       県指定  花山法皇御籠所跡     1件  昭33.4.1  那智山  熊野那智大社

 

         花山法皇御籠所跡

       滝尾根道よりニノ滝寄りにある。

       看板以外とくに何もない。

 

       県指定  中世行幸啓御宿泊所跡   1件  昭33.4.1  那智山  熊野那智大社

 

         那智山、表参道沿いにある。

       看板を拝読 ▽

       『実方院跡

        熊野行幸は百十余度も行われ、ここはその

        参拝された上皇や法皇の御宿所となった

         実方院の跡で熊野信仰を知る上で

         貴重な史跡であります。』

 

       県指定  多富気王子跡     1件    昭33.4.1   那智山  熊野那智大社

       県指定  大泰寺板碑        1件    昭38.3.26  下和田  大泰寺

 

         説明版を拝読 ▽

       1379年(永和5年)に造営された。

       石塔婆の一種で死者の供養のため道路の脇に立てられたものである。

       南部町の安養寺に日本最古(1273年)といわれる板碑があるが

       関西地区での数は少ない。

       現存する約400基のほとんどは関東にある。

       真ん中の梵字は阿閦(あしゅく)如来のものである。

       おそらく阿閦如来が薬師如来と同等とみなされるために

       彫られていると思われる。

 

       町指定  郷倉           2件  昭45.3.1    市野々  市野々区

 

         郷倉(ごうぐら)

       江戸時代、年貢米の保管や凶作に備える貯穀のため

       郷村に設置された共同穀倉。

       これのいい所は表側と裏側、真横と色んな角度から

       石積みが見られることだな。

 

       町指定  清水氏館跡       1件  昭60.8.1  口色川   個人

 

       

       この館跡は間口29,1m、奥行き21,2mあり

       三方を石垣で囲まれています。

       邸宅は約180平方mあり他に馬屋、土蔵などの

       建物がありました。

       近くには平維盛の子孫といわれている清水家の

       菩提寺の宝泰寺や墓地跡もあり、地方の豪族に

       ふさわしい館であったことを思わせます。

 

       町指定  色川の土石流犠牲者供養岩 1件  平28.6.7  大野  個人

 

       

       1846年(弘化三年)に発生した土石流によって流れ落ちてきた

       巨岩により付近の住民が犠牲になった。

       その後、地域の人々はこの岩を供養塔として

       犠牲者を供養してきた歴史があります。

       写真の撮り方が悪かったからか見えていないが

       岩の上にお地蔵さまが祀られていたような。

 

       町指定  尻剣谷精錬所跡        1件  平30.3.15  市野々   個人