那智勝浦町文化財(有形文化財建造物) | 空と海・・・ときどき山のブログ

 和歌山県那智勝浦町は紀伊半島の南部に位置し

町自体はそんなに大きくないが、文化財は他の市町村に比べ

比較的、多く感じる。

 

 平安時代に隆盛した熊野詣でにより

天皇、上皇が参詣する熊野御幸で来られた花山法皇、後白河法皇の

影響が大きいのだろう。

 

 種別   指定区分   文化財名称        員数 指定年月日 所在地 所有者

 

有形文化財 国指定 那智山青岸渡寺本堂附厨子 1棟 明37.2.18 那智山 那智山青岸渡寺

 建造物   国指定 那智山青岸渡寺宝篋印塔   1基 昭28.3.31 那智山 那智山青岸渡寺

          この宝篋印塔は明治以降3回の移転を経て

 現在は本堂に向かって右側後方に位置しています。

 総高4.3mで蓮華座付きの台石を置き、台石には元亨二年(1322年)の

造立銘が刻まれています。

 台石上にさらに蓮華座を造り、塔身を立て、4面に蓮華座付きの

月輪を線刻し、種子を刻んでいます。

 笠石の隅飾突起にも日輪を浮彫し、梵字を入れています。

 造立年代が明らかで形態もよく整った宝筺印塔です。

 

        国指定 熊野那智大社          8棟 平7.12.26 那智山 熊野那智大社

                  

        県指定 阿弥陀寺大師堂         1棟 昭56.7.13 南平野 阿弥陀寺

                  

        町指定 宝筐印塔             1基 昭60.8.1 那智山 那智山青岸渡寺

         (← この宝筺印塔で合っているかな?)

        町指定 大泰寺薬師堂          1棟 昭60.8.1 下和田 大泰寺

        

        町指定 宝泰寺山門            1棟 昭60.8.1 口色川 宝泰寺

        

        町指定 奥ノ院五輪塔           1基 昭60.8.1 那智山 奥ノ院

        

 次回に続く