台風後の大雲取越 ③ | 空と海・・・ときどき山のブログ

 このシリーズも3回目になりました。

 

 今回のブログは「地元の観光地の紹介」というよりも、

「台風の被害のあと、どうなったか?」という事の報告です。

 

 結論から言いますと、「熊野古道 中辺路 大雲取越え」は歩けます。
                          
畑下賢治ブログ-胴切坂(冬) 畑下賢治ブログ-胴切坂(夏)

 上の写真の場所は 「胴切坂(どうぎりざか)」です。

 「越前峠」と「楠ノ久保旅籠跡」の間です。
 

 「越前峠」には「越前茶屋跡」という場所がありまして、そこに

越前から来た人が茶店を開いたことが由来になっています。

 

 「旅籠(はたご)」とは平たく言うと、宿屋の事。

 

 

 「楠ノ久保旅籠跡」には屋敷跡が数ヶ所、約1.5kmの間に見受けられます

 北方にある「熊野古道 小雲取越え」の「桜茶屋」まで宿が無いので

ここに泊まって下さいと、客引きをしたという話があります。

 

 近隣は鹿やサルが多いので畑を耕しても、すぐに野菜が食べられてしまう

 

と18世紀の参詣者の日記に記されています。

 

 旅籠は江戸時代には十数軒あり、大正時代まで営業していました。
 

 


畑下賢治ブログ-大雲地蔵(小夏)   畑下賢治ブログ-大雲地蔵(小)


 写真は全て、正面向かって左側が台風12号通過前の昨年の8月、

右側が今年の1月です。

 

 降水確率は同じ20%でしたが昨年の8月歩いた日は午後から雨でした。

 

 それで8月の写真の方は全体的に日照が少なく、暗いです。

 

 台風に関わらず、やはり真冬は植物が少ない。

 

 しかし、竹というより笹の葉は真冬でも多かった。

 杉の落葉も多かったです。                                                      

                          

畑下賢治ブログ-大雲地蔵(大夏)  畑下賢治ブログ-大雲地蔵(大)                                                 

                                                     

 お地蔵さまの前にさい銭が置かれています。

 

 しかし、こうして冷静に見ると

まるでダイエットのサプリメント使用前・使用後の写真みたいです。

 

 お地蔵さまもヘンに縦長に伸びて昔の香港映画みたいです。
       
                         
畑下賢治ブログ-夏の円座石  畑下賢治ブログ-冬の円座石                               

 

 
 「円座石」は真冬の方が梵字(ぼんじ=古代インドのサンスクリット語)

が見やすいです。

 「円座」は「わろうだ」だそうです。

 

 では「座布団」は「だぶとん」なのだろうか?                                                                  

 



畑下賢治ブログ-円座石 遠景
 この辺りは「神の御茶屋所」と呼ばれていました。

 

 石に刻まれた梵字は熊野三山の本地仏を表したものですが、

 

制作された年代や背景は不明です。
                                                                  

                                                       
畑下賢治ブログ-南無阿弥陀仏
                                                        

 大きな石に何か書かれています。

 

 「南無阿弥陀佛」

 

 

 大雲取越えには「円座石」と云われる大石が4つあります。

 

 

 今回で「台風後の大雲取越え」レポートを終了致します。                                                        

 

                                              

 

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