バンドの不思議➀ | やわらかな光 ~ヤングパーソンクラブの部屋~

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ヤングパーソンクラブ a.k.a. ヤンパクラ

こんばんわ、Fです。
すっかり朝晩は寒くなってきましたね。リビングにも炬燵を出し、冬に向けて準備は万全です。
10月のボロフェスタ以降次の企画までに少し時間がありますので、リハビリを兼ねて、私がバンドをやっていて不思議に思うことを書いていこうと思います。
「フェスに出た途端、急にバンドマン気取りですか?」というご意見もあるかと思いますが、ヤングパーソンクラブというバンドは実在しますし、バンド活動の定義なんてないのですから、あえて「"バンド"をやっていて不思議に思うこと」を書いていこうと思います。

今日は楽曲について。

ヤンパクラの曲は殆どギターのイノウエさんが作っています。ギターで「ジャーン!!」と演奏して、あとは「勝手にベースラインとメロディをつけるべし」といった感じです。ですので、そのテーマや元ネタなんかは私もベースのマツダさんもわかりません。なんとなく、演奏しながら作ります。調子がいい時は10分くらいで完成しますし、調子が悪いときは半年間くらい同じ曲を演奏しつづけることもあります。何が調子よくて何が調子悪いのか未だによくわかりませんが、たぶんその時の各自の気分だと思います。

楽曲の作曲方法等について言えることはそれくらいで、特に書くことはありません。今回、主に言いたかったのは、楽曲の認識のされ方です。

今年でヤンパクラは活動8年目くらいになります。楽曲も4,50曲はあるかと思います。1回しか演奏しなかった曲もあるので、それを曲と呼んでいいのかは分かりませんが、とにかく分量はそれなりにあるかと思います。
ライブ前にはどの曲を演奏するか、どんな順番で演奏するかをメンバー一同頭を抱えて考えていまず。ライブ後にはメンバーでどの曲が反応よかったか、次からも演奏していけそうかという話もしています。

その際気になるが「果たしてお客様はあの演奏時間の中で我々が演奏した楽曲を、それぞれ違うものとして認識してくださっているのだろうか」ということです。
私自身が音楽を聴くときやライブを見る際、ある一定の類似点がある楽曲やバンドに対して「似たようなもんやなぁ」と感じることがあります。そういった視点で我々のライブを見たとき、果たして楽曲の差異、もっと言えば他の出演者との差異は感じ取っていただけるのだろうかと不安になります。
不安を払拭するために都度「新曲やります」と言ってみたりタイトルを記載したVJを用意してみたりするのですが、それらがどれだけ奏功しているかは分かりません。また、ヤンパクラ側が「これはいい曲だ」と思っていてもお客様からは全く何の反応もない場合がありますし、逆の場合はほとんどありません。
自暴自棄になって「ひょっとしたら同じ曲を8回演奏してもいいのかもしれない」と思うことや「別人にステージで演奏してもらってみてはどうか」と思うこともありました。

ですので、まれにライブや楽曲についてご意見をいただけた時なんかは、我々の活動がバンドとしてちゃんと認識してもらえたような気がして、嬉しいです、というお話でした。