三年前
ひょんなご縁で繋がった
浅草の革加工屋さん。
景気の良いときはレクサスの
内装やハンドルの革を加工されてました。
ご高齢で事業をたたまれました。
廃業後、わたしがいっしープロジェクトで革商品を被災地のママ達で作り、
販売したいと伝えたところ、お力になってくださり、今に至ります。
 
今も工場に残る昔々のお道具たち。
 
 
お守りいっしーやパスケースはこの裁断機があったからこそ、やってこれました。
いっしープロジェクト専属の革の裁断屋さんでいてくださったご夫婦。

 

 
「こんな素敵なプロジェクトに関われてうれしいわ」
といつも言ってくださってました。「私達夫婦の作業が東北の被災者にお仕事をお届けできるなんて
思ってもみなったわ。いつもワクワクしてるのよ。若返ったわ」ともおっしゃってくださいました。
先月、ビルの老朽化でこの場所全ての閉鎖が決まりました。壊してマンションに
なるそうです。

『やっと軌道に乗ってきたお守りいっしーや革小物たち・・・・
 問題は色々と起きてくるなぁ。。。』
 
お預けしていた革の抜き型を引き取りにお邪魔し、工房に足を踏み入れて胸がつまりました。
涙をこらえました。
 このご夫妻のご協力があったからこそ、お守りいっしーもパスケースもバッグも商品化できたのです。
 
一瞬は不安な気持ちになりましたが・・・・
またきっと新たな工房と出会い、条件さえクリアすれば
なんとか進んでいけます。
悩んでも仕方がないのです。
 
 私の一番の強みは「受け流せる」ことだと自覚しています。
この工房の閉鎖は今のいっしープロジェクトにとってダメージでしかないのは事実です。
 でも全て 「時間」が呼びいれてしまう単なる出来事の一つ。
ご夫妻との別れは寂しいし悲しいですが、これからもっともっと沢山の別れを経験します。
 
 時間が招いたこと・・・それは時間が解決します。
次の工房を見つけることだけです。またゼロから関係性を築き、こちらの思いを理解していただき
協力体制に作り上げるのは簡単ではありませんが、それが仕事。
 
 「受け流す」ことが得意で良かったな~と工房を後にしました。
だって私はやりたくてやっているんですもの青毛
 
ご夫婦がいっしーの革素材を
裁断くださっている貴重な写真が見つかりました。
 プリントしてお二人にプレゼントしようと思います。
心からありがとうございました。 
 
 

『可愛いいっしーを買うことが、東北の被災者どなたかの為になる』

この付加価値が他のボランタリーな活動とは全く違う。だから広めたいのです。

sei詳しくはWEBで馬sei

いっしープロジェクトWEB:  http://issie.net/

 

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